調査では、SBI証券の利用状況として「SBI証券をメインで利用し他社と併用している」が36.99%で最も多く、「SBI証券のみ」は30.14%でした。「他社がメインでSBIはサブ」の20.55%も含めると、全体の約6割が複数口座を併用しています。ネット証券の利用拡大に伴い、目的に応じて証券会社を使い分けるスタイルが広がっていることが数字に表れています。SBI証券はメイン口座として選ばれる比率が高く、他社サービスと組み合わせながら活用されている点が確認できます。口座の役割分担が進むことで、取引機能や商品ラインアップ、手数料の違いを踏まえた選択が行われている状況です。複数口座を前提とした使い方が浸透していることは、今後のサービス選定にも影響を与えると考えられます。
継続理由は手数料と銀行連携が上位に、ポイント目的は限定的
使い続ける理由では「手数料の安さやIPO取扱数」が49.22%で最多となり、「住信SBIネット銀行との連携」が45.31%で続きました。コスト面の優位性と、日常の資金移動に関する利便性が、継続的な利用の核になっていることが分かります。一方で「Vポイントの貯まりやすさ」を理由に挙げたのは22.66%にとどまり、ポイント特典よりも実取引に直結する要素が重視されている傾向が見られました。継続理由の上位に取引コストと入出金のしやすさが並ぶことで、日々の運用における体感価値が選好に反映されているといえます。これらの結果は、機能や特典の訴求だけでなく、手数料体系と銀行連携の設計が利用継続に直結することを示しています。サービス検討時には、同様の観点を指標として比較することが有効です。
総合満足度は78.08%が満足、不満では画面の複雑さが課題に
総合満足度は計78.08%が「満足」と回答し、一定の評価が集まりました。同時に「不満なし」は56.16%と過半数を占めていますが、不満点として「画面が複雑でどこに何があるかわかりにくい」が25.34%に上りました。満足の高さと、インターフェースに関する改善余地が併存していることが特徴です。機能の豊富さは評価されつつも、操作の分かりやすさや導線設計に対する要望が残っている構図です。取引頻度が高いほど画面設計の影響は大きくなるため、ナビゲーションの理解負荷を下げる工夫がユーザー体験の向上に寄与すると考えられます。満足度と不満点の両面から、サービスの強みと改善ニーズが明確になりました。
調査設計と回答者属性の範囲
本調査は、インターネット調査(Freeasy)により、日本国内で実施されました。有効回答数は146人で、対象はSBI証券の利用経験がある人です。調査期間は2026年4月27日から5月10日で、ココモーラ編集部が集計と分析を担当しました。質問は、口座の利用状況、継続理由、不満点、入出金のしやすさ、総合満足度に関する設問で構成されています。結果の数値は、各設問に対する回答の集計に基づいて示されています。オンライン調査のため、標本の特性や回答者の構成は母集団全体を必ずしも代表しない可能性がありますが、SBI証券の利用実態を把握するうえで有用な示唆を提供します。
利用検討時の実務ポイント
サービス選定では、手数料体系とIPO取扱数、銀行連携の仕組みを比較対象に含めることが有効です。入出金のしやすさは運用効率に直結するため、連携銀行の有無や手続きの簡便さを事前に確認すると意思決定がしやすくなります。画面の複雑さに関する指摘があるため、実際の管理画面やアプリの操作感を事前に試すことで、運用開始後のミスマッチを避けられます。複数口座の使い分けが一般化している状況を踏まえ、商品別や目的別に役割を整理し、口座間の資金移動のルールを定めると管理が容易です。満足度が高い一方で不満点も明確なため、導入後は定期的に設定や運用フローを見直し、利便性の向上を図ることが重要です。
詳しくは「株式会社ゼロアクセル」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部






















