メルカリがサービス開始13周年を迎え、利用実態を可視化したインフォグラフィックスを公開しました。累計出品数は2026年1月に50億品を突破し、直近1年間で約2.7億件の取引が成立しています。1日約74.5万件、1秒あたり約8.6件のペースで売買が発生している計算です。カテゴリーは大分類で23種類、詳細では8,500種類以上に拡大し、幅広い「好き」が循環しています。取引事例には、出品1秒で売れた腕時計や、4,523日を経て売れたパワーストーンブレスレットなど、象徴的なエピソードも含まれます。インフォグラフィックスでは、越境や世代、安心・安全の各観点で具体的な数値が示されました。
取引の“ナンバーワン”とカテゴリー構成にみる市場の今
この1年間の“最速”は「腕時計(オメガ スピードマスター)」で出品から1秒で購入に至りました。最も時間を要したのは2013年出品の「パワーストーンブレスレット」で4,523日を経て成約しています。さらに、沖縄から北海道まで約2,600kmを越え、1,400,000円で取引された「デニムパッチ(クロムハーツ リーバイス)」も報告されています。カテゴリー別では「エンタメ・ホビー」が約46%で最多となり、「キャラクターグッズ」「アイドルグッズ」「ポケモンカード」が上位に並びました。K-POPや国内アイドル、トレーディングカードの潮流が、取引のけん引役として機能していることが数値に表れています。不要品整理にとどまらず、熱量の高い推し活の受け皿として進化した姿が読み取れます。
世代別の利用傾向と越境取引の広がり
10代から70代以上までのすべての世代で、上位は「ゲーム・おもちゃ・グッズ」「ファッション」「本・雑誌・漫画」のいずれかが占めました。10〜20代ではアイドルグッズやタレントカードが上位となり、30代はトップスとキャラクターグッズ、ポケモンカードが拮抗する構造が見られます。40代以上はトップスが1位となり、60〜70代ではバッグや文学・小説が上位に入りました。越境では全取引のうち14件に1件が海外との取引で、金額上位は中国、台湾、アメリカ、香港、韓国の順です。日本発のキャラクターグッズやファッションへの関心が高く、日本国内の出品が海外の「好き」へとつながっています。幅広い世代の嗜好が数値で示され、国内外ともに循環が拡大しています。
思いがつながる“バトン文化”と意外な価値の循環
「付録だけほしい」は約1,179万件、「取扱説明書のみ」は約62,000件の取引が成立し、草木灰は釉薬原料として約7,500件流通するなど、用途の再解釈が可視化されました。レトロゲーム機やY2K平成レトロ、レコード盤、カセットやMD、VHS、ガラケーなど合計約669万件が“世代をこえたバトン”として売買されています。ウェディングドレスの“幸せバトン”は累計約16.7万回の受け継ぎが確認され、この1年間の最高価格は800,000円でした。参考書の“合格バトン”は累計約768万件で、年度替わりに需要が高まる傾向が示されています。子育て分野の“子育てバトン”は累計約1億4,119万件、最多は「キッズ服(100cm〜)」で約5,598万件でした。思い出や工夫が次の人へと渡り、循環の厚みを生んでいます。
安心・安全の強化と利便性向上の最新施策
安全対策では、全額補償サポートプログラムの開始や、取り組み方針の透明性レポートの定期公開、自社運営のメルカリ鑑定センター立ち上げが実施されています。さらに、匿名返品機能の導入や、評価前に売上金を受け取れる機能の提供が進み、安心と利便性の両立が図られています。ブランド品の「あんしん鑑定」対象は、5万〜10万円で約1.3倍、30万円超で約1.4倍と購入されやすくなり、高額品の売れ残りや出品取下げの減少につながる傾向が示されました。対象カテゴリーやブランドでは自動で「あんしん鑑定」が設定される仕組みが導入されています。過去出品で未設定のアイテムでも設定が可能で、取引の信頼度向上が期待されます。取引量拡大と安全性の両面で、土台の強化が継続しています。
詳しくは「株式会社メルカリ」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部





















