弁護士ドットコム株式会社は、提供するクラウドサインにおいて、サイボウズ株式会社のノーコードツール「キントーン」と株式会社コラボスタイルの電子決裁システム「コラボフロー」との3社間システム連携を開始しました。初導入先は千葉県市川市の市川市農業協同組合で、2026年6月1日から本運用が始まっています。これにより、組合員加入申込から承認・承諾書交付までの全工程がデジタルで完結します。従来は窓口での記入や押印が必要でしたが、新たなスキームで事務の手間を削減する狙いが示されています。3社が連携することで、申込、承認、契約締結の一連の流れが自動でつながる点が特徴です。初導入の背景には、2025年7月に開始した協議と業務見直しのプロセスがあります。
連携開始の背景と導入までのプロセス
JAいちかわでは、従来の加入手続きにおいて窓口での書類記入や押印が必須で、申込者と職員の双方に負担が生じていました。この課題に対応するため、2025年7月から弁護士ドットコム株式会社と協議を進め、書類運用や対面前提の業務フロー全体を見直しました。検討の結果、キントーン、コラボフロー、クラウドサインの3システムを連携させる新スキームを設計し、2026年6月より本格運用を開始しています。導入の目的は、紙・対面・押印に依存するプロセスをデジタルへ移行することにあります。運用開始により、申込から承諾書交付までの可視化とトレーサビリティの確保が図られています。背景整理から運用までの具体的な時系列が示され、導入の経緯が明確です。
3社間システム連携の仕組みと役割分担
3社間連携では、キントーンが承諾書や申込書などの帳票を自動生成し、フロントのデータ起点を担います。次に、コラボフローが押印回覧の代替として画面上での承認や決裁を実行し、総務部への連携も自動化します。決裁が完了すると、クラウドサインへ自動で連携され、契約締結をデジタル上で完結させます。これらの連携により、手入力や紙の回覧といった人的作業の削減が期待されます。ワークフローの分断が解消され、申請から締結までの進行状況を一気通貫で管理できます。業務の接続点が自動化されるため、処理遅延や転記ミスの抑制にもつながります。
期待される効果と業務面のインパクト
本連携の狙いは、手続き全体の所要作業を減らし、業務効率化を実現することにあります。申込書作成、承認回覧、契約締結の各工程が自動的につながるため、窓口対応や郵送に依存しない運用が可能になります。デジタルでの締結完了により、対面を前提としない手続き提供が実現し、申込者側の利便性も高まります。導入組織では、職員の事務処理時間の大幅削減が見込まれ、サービス提供の質向上につながるとしています。JAいちかわでは、准組合員の拡大に向けたDX推進の一手として位置づけられています。工程の自動連携が図られることで、内部統制や記録管理の面でも改善が期待されます。
今後の展望とコメント
弁護士ドットコム株式会社は、今回の取り組みでJAいちかわのDX推進を支援し、組合員サービスの向上に寄与しているとしています。今後は、加入申込に加え、本人確認までオンラインで完結できる仕組みの整備を支援する方針です。手続きの即時完了を可能にすることで、若年層や准組合員の拡大を後押しする狙いが示されています。JAいちかわ 企画部長の五木田淳氏は、准組合員拡大に向けた重要な一歩であり、事務効率化により職員が現場業務に専念できる体制づくりにつなげたいとコメントしています。手続きの簡素化は目的ではなく、地域との関わりを広げることが重要だという考えも示されています。今後は農業協同組合をはじめ広範な組織のDX支援を進め、地域の手続きの利便性向上に貢献していくとしています。
クラウドサインシリーズの位置づけ
クラウドサイン シリーズは、契約に関するビジネスプロセスのDXを支援する契約マネジメントプラットフォームです。AIで契約チェックを高速化する「クラウドサイン レビュー」、電子契約サービスの「クラウドサイン」、契約書や関連書類の一元管理と台帳化を担う「クラウドサイン カンリ」を軸にサービスを拡充しています。契約を起点として、複雑なビジネスプロセスを包括的にデジタル化し、生産性向上や経営判断の支援を目的としています。運用事例として、JAいちかわにおける加入手続きの全工程デジタル化が示されました。3社間連携により、契約締結の前後工程までを含めた一体運用が可能になります。サービスの詳細についてはクラウドサイン シリーズの案内が用意されています。
詳しくは「弁護士ドットコム株式会社」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部






















