AIアバターとの対話で適性を評価するHRサービス「タレスカ」を提供する株式会社Preferred Networksは、2027年卒の就活生308名を対象にAI面接の実態を調査し、詳細結果を公表しました。対面面接を公平とする割合が85.4%に達する一方、AI面接は51.9%にとどまりました。AI面接受検者に限っても57.4%で、対人面接への信頼に届いていません。最大の不満は「相手の反応がなく、伝わっている感覚や話の引き際が分からない」で43.5%でした。面接官による評価のばらつきや「面接官ガチャ」の実感は44.5%に上り、対人面接の不公平感も75.6%と高水準でした。利便性は評価されつつも、鍵は効率ではなく対話の質であることが示されています。
調査の概要と主要指標が示す公平性の現在地
本調査は2026年9月7日から18日にかけて全国の22歳から27歳の就活生308名を対象にインターネットで実施され、AI面接受検経験ありは108名、未受検は200名でした。面接形式ごとの公平性評価は、対面85.4%、オンライン76.6%、AI51.9%となり、受検経験の有無にかかわらずAIの評価は相対的に低い水準でした。受検者でも57.4%にとどまることから、体験が必ずしも信頼向上に直結していない現状が読み取れます。「面接官ガチャ」の実感は全体で44.5%で、面接社数が増えるほど割合が上がり、6社以上で60.3%に達しました。対人面接で不公平を感じた経験は75.6%で、質問難易度の差や態度など面接官起因の要素が上位でした。これらはAI面接の導入動機になり得る一方、公平性の受け止め改善には別の課題が残っています。
受検者の不満とメリット 対話の質が納得感と連動
AI面接の不満では「反応がなく、話の引き際が分からない」が受検者43.5%、未受検者37.0%で最多でした。社員との対話ができず社風が分からない不安や、通信トラブルで正しく評価されない懸念も続き、受検後の感想でも「反応がなく、話の終わらせ方に困った」が33.3%に上りました。一方のメリットは「好きなタイミングで受検できる」42.6%、「交通費など金銭面」38.0%、「移動時間の短縮」34.3%と利便性が中心で、「客観的に評価される」は17.6%でした。選考結果への納得は受検者で51.0%と未受検者の想定31.0%を上回るものの、40.7%は納得していないと回答しています。納得した受検者の67.3%がAI面接を公平と評価した一方、納得していない受検者では45.5%にとどまり、納得感と公平性評価が結び付いていることが確認されました。今後の普及見通しでは受検者74.1%が普及すると回答し、未受検者48.5%との差が大きい結果でした。
詳しくは「株式会社Preferred Networks」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部






















