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コラム

仕事は単なる生活の糧ではない。仕事の本当の価値と魅力とは?

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お金を稼ぐための手段…。仕事をこう捉える人は少なくありません。しかし、仕事をお金のためと考えている人には、仕事の本当の価値と魅力は分かりません。仕事は自己実現の手段です。自己実現により仕事の楽しさを味わえるのです。今回は、自己実現を可能とする仕事に取り組む姿勢について考えます。【週刊SUZUKI #31】

「仕事」は一般的に、生計を立てるための手段です。“おまんま(御飯)の食い上げ”という言葉の通り、仕事なしには日々の暮らしすらままなりません。しかし、仕事を単なる生活の糧と割り切るだけでよいのでしょうか。それではむなしすぎます。仕事の本当の価値や魅力を知ることもできません。

仕事には生活の糧以上の価値や魅力があります。それは「自己実現」です。自己実現とは周囲の期待に応えて自分の存在を認めてもらい、自らの夢や目的を達成することを指します。これこそが仕事の本当の価値であり、魅力なのです。

顧客の課題を解決しようと仕事に打ち込んだとき、顧客はきっと「ありがとう」と感謝の言葉をかけてくれるでしょう。同僚や上司はきっと「よく頑張ったね」とあなたを認めてくれるでしょう。この喜びをもたらしてくれるのが仕事です。

社会が成熟し、働き方が多様化した今こそ、仕事の意味をきちんと考えるべきです。特に若い人の中には、「暮らせるだけの給料さえもらえれば十分」と考える人が少なくありません。しかし、仕事にはお金を稼ぐこと以上の魅力があります。なぜ仕事をするのか、仕事でどんな喜びを得たいのかを模索することが何より大切です。

とはいえ、仕事の本当の魅力は容易に体感できるわけではありません。顧客や消費者の声と向き合い続け、課題に繰り返し挑むことで初めて気付きます。まずは、目先の業務を地道にこなすことが必要です。しかしその先には、「楽しい」「うれしい」と感じる仕事の魅力を必ず見い出すことができます。この感情こそが、仕事をする一番のモチベーションとなるのです。生活の糧以上の価値となるのです。

顧客や消費者にどう貢献するのか。周囲からどう評価されるのか。仕事に取り組むなら、これらの疑問を常に抱き続けてください。この答えがきっと、あなたにとって本当の仕事の価値であり、魅力となります。さらにこの答えが、あなたを成長へと誘うのです。

筆者プロフィール

鈴木 康弘
株式会社デジタルシフトウェーブ
代表取締役社長
1987年富士通に入社。SEとしてシステム開発・顧客サポートに従事。96年ソフトバンクに移り、営業、新規事業企画に携わる。 99年ネット書籍販売会社、イー・ショッピング・ブックス(現セブンネットショッピング)を設立し、代表取締役社長就任。 2006年セブン&アイHLDGS.グループ傘下に入る。14年セブン&アイHLDGS.執行役員CIO就任。 グループオムニチャネル戦略のリーダーを務める。15年同社取締役執行役員CIO就任。 16年同社を退社し、17年デジタルシフトウェーブを設立。同社代表取締役社長に就任。 デジタルシフトを目指す企業の支援を実施している。SBIホールディングス社外役員、日本オムニチャネル協会 会長、学校法人電子学園 情報経営イノベーション専門職大学 客員教授を兼任

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