リスクを覚悟で通した“勝負”の意志
――そこで、伸び悩みを打破するために、あえて大規模なリアル開催である「オムニチャネルDay」を企画されたわけですね。
鈴木氏: はい。2023年に「協会の再出発を印象付けるために、大きなカンファレンスを開きたい」と理事会で提案したのですが、実はここで林さん(現専務理事)と真っ向からぶつかりました(笑)。林さんは、開催自体を反対したわけではなく、ただ、実務を預かる立場として「私たちの現在の規模に適した、アットホームな会場で着実に取り組みましょう」という、非常に堅実で冷静な意見でした。
――なるほど。規模や「見せ方」についての意見が分かれたのですね。
鈴木氏: そうなんです。対する私は、せっかくやるなら協会の勢いを見せるために「協会の覚悟を見せるために一流の場所でやりたい!」と虎ノ門ヒルズフォーラムでやろうと提案しました。参加者が足を踏み入れた瞬間にワクワクするような、圧倒的なインパクトが必要だと信じていたからです。
最終的には林さんも私の熱意を汲み取ってくれましたが、あの時の議論は本当に激しかった。でも、そうやって本音でぶつかり合い、互いの「本気」を確認し合ったからこそ、今の「オムニチャネルDay」という一大イベントが、揺るぎない恒例行事として定着したのだと思っています。
回を重ねるごとに加速する熱狂。 知性が激突するカンファレンス
――オムニチャネルDayといえば、セッション終了後のネットワーキングも名物ですよね。
鈴木氏: そうなんです! カンファレンス本編で刺激を受けた後は、お待ちかねの大盛況のネットワーキングが待っています。これがまた、ステージに負けないくらい熱い(笑)。
ここでは会社名も肩書きも関係なく、一人の実務家として本音で語り合える。「今日のあのセッション、どう思いました?」「うちは今、こういうことで悩んでるんです」といった会話が、あちこちで花開きます。このネットワーキングから新しい共創プロジェクトが動き出すことも珍しくありません。
――聴講して終わりではなく、そこから新しい繋がりが生まれるのが醍醐味ですね。
鈴木氏: その通りです。刺激的なセッションで脳をフル回転させた後、その興奮冷めやらぬまま仲間と語り合う。この一日を通じて、皆さんのビジネス観がアップデートされること間違いなしです。ぜひ、会場でその熱量を体感してください。

オムニチャネルDay 2026。「DXの共創」の先へ
――いよいよ開催される「オムニチャネルDay 2026」ですが、掲げられているテーマ「Co-Creation of DX(DXの共創)」にはどのような想いが込められているのでしょうか?
鈴木氏: 今、国際情勢や政権の動向を含め、世界はかつてないスピードで激変しています。この荒波の中で、日本が再び活力を取り戻し、成長を遂げるためには、
これまでの延長線上ではない「真の変革」が不可欠です。そして、その変革を実現するための最大の武器が「DX」だと確信しています。
――単なるデジタル化ではなく、国や業界を挙げた変革の手段としてのDXですね。
鈴木氏: その通りです。DXとは、単に便利なツールを導入することではありません。私が考えるDXの本質は、異なる強みや専門性を持つ人々が手を取り合い、一社では決して辿り着けない「新しい価値」を共に創り上げるプロセスそのものです。だからこそ「共創(Co-Creation)」をど真ん中に据えました。
各分野の第一線で活躍する登壇者たちが、どんな壁を乗り越えてきたのか。その本気の議論をステージ上で展開します。前編でもお話しした「異質なものと異質なものがぶつかったときにイノベーションは生まれる」という瞬間を、このカンファレンスを通じて肌で感じていただけるはずです。

【参加申込受付中】オムニチャネルDay 2026
未来のオムニチャネルを語り合う!年に一度の共創カンファレンス。
業界の常識を疑い、多様な視点が交差するこの1日は、あなたのビジネス観を根本から揺さぶる体験になるはずです。刺激的なセッションと、その後の熱いネットワーキング。次の時代を創る仲間と出会えるこの機会を、お見逃しなく!
■ 開催概要・お申し込み 最新のプログラム詳細や、熱気あふれるネットワーキングの情報は、以下の特設サイトよりご確認ください。
▼オムニチャネルDay2026特設ページ

※定員に達し次第受付終了となります。お早めにお申し込みください。
編集後記
コロナ禍という試練、そして理事会での衝突。それら全てを「エネルギー」に変えてきた鈴木会長。その言葉からは、技術やシステムの前に、まずは「信じ合える人と人がつながる」ことの重要性が痛いほど伝わってきました。2026年、DXの共創から生まれる無数の「繋がり」が、今から楽しみです。





















