クロス・マーケティングは2022年10月19日、書店に関する調査結果を発表しました。全国の20歳~69歳の男女1100人に聞いた結果です。ネット通販が主流になる中、リアル店舗の利用頻度や本の購入方法などを聞いています。
書店(実店舗)の利用頻度を年代別に聞いた結果が図1です。
全体では「半年に1回未満」がもっとも多く、44.2%を占めます。「月に1回以上」は24.8%、「週に1回以上」は5.8%という結果でした。
「3カ月に1回以上」の合計を年代別に比較すると、20代がもっとも高く52.7%を占めます。一方、「半年に1回以上」は50代で49.1%、60代で49.5%と他の年代より割合が高くなっています。
本屋の利用目的や使い方について聞いた結果が図2です。
20代に限ると、「目的の本が見つかったらまっすぐ帰る」が23.6%で高い割合を占めます。一方、「平積みされていると手に取ってしまう」は他の年代に比べて低い傾向です。
60代の場合、「空き時間があれば立ち寄る」が27.3%でもっとも高くなっています。「平積みされていると手に取ってしまう」「買う予定のなかった本もつい買ってしまう」といった回答も他の年代より比較的高く、ふとした時間の情報収集の場として使われる傾向が読み取れます。
本の買い方について聞いた結果が図3です。
一番多かったのは「店頭の在庫を購入する」で60.1%を占めます。「本屋では購入しない(ネット注文する、電子書籍を買う)」と答えた割合は30.1%でした。Amazonなどのネット通販が台頭するものの、書店で購入する割合は依然高いことが分かります。
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