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クオリティ・オブ・ライフ、リスキリングプログラムの“キャラバン隊”を三井物産などに提供

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採用・定着支援やキャリア開発を展開するクオリティ・オブ・ライフは2022年3月24日、リスキリングプログラムの「プロフェッショナル・キャラバン隊」を実施したことを発表しました。同プログラムでは、大企業の人材が中小企業の経営支援を体験できます。大企業人材のチームが、中小企業経営者と喫緊の経営課題についてディスカッションを行い、「販路開拓」「新規事業開発」「組織活性化」などの課題に解決策を提案するというものです。同キャラバン隊は、2021年10月~2022年1月に、三井物産など大手企業数社を対象に実施されました。

 クオリティ・オブ・ライフでは、企業とミドル・シニア人材のマッチングによって、企業が抱えるさまざまな経営課題を解決する「生涯プロフェッショナル」サービス事業を推進しています。主に50歳以上のセカンドキャリアを志向する大企業のOB・OG専門家を活用した顧問・アドバイザー紹介サービスです。発表日現在、5,000名以上が専門家として登録されています。  さらに同社では、登録している専門家の中から「事業サポーター」を募り、経験豊かな専門家として深くかかわってもらう体制づくりを行っています。2019年12月に、企業向け事業サービス名を「Engun(エングン)」にリブランディングしました。そして、企業の経営課題解決にシニア専門家の活用を提案しています。  その中で実施される「プロフェッショナル・キャラバン隊」は、中小企業経営支援に関心のある大企業人材・OBOG人材により結成されるプログラムです。中小企業が抱えるリアルな課題の解決に向け、経営者ヒアリングや現場見学を行い、解決策を提案します。  同社によればこれは、セカンドキャリアや兼業・副業として、これまでの知見・経験を活かした「中小企業支援」という働き方を体験できるプログラムです。約2カ月の期間内に、トータル10~20時間で実施するため、本業に負担が少なく、またリカレント教育(学び直し)の一環として参加が可能になっています。  また受け入れ側の中小企業では、大企業人材の提案を通して経営課題への取り組みへのヒントを得られると同時に、外部専門人材として大企業人材の受け入れを体験できるというものです。  同プログラムの概要は、以下の通りです。
目的 ・セカンドキャリアの具体化・行動化に向けて、一歩を踏み出すためのマインド醸成
・中小企業理解促進、中小企業支援のための知識・スキルの習得
・リアルな経営課題の解決への提案を通した自身の市場価値の体感
期間 2カ月程度
時間 10~20時間程度
プログラム ・事前教育プログラム:1. 中小企業支援理解講座(3h) 2. 活躍する専門家講演(2h)
・キャラバン隊:1. 経営者ディスカッション・現場見学(2h/社) 2. プレゼン(1h/社)
図1:「プロフェッショナル・キャラバン隊」プログラムイメージ

図1:「プロフェッショナル・キャラバン隊」プログラムイメージ

 今回、同社では、大企業人材が中小企業の経営支援を体験できる「プロフェッショナル・キャラバン隊」を2021年10月~2022年1月に実施しました。今回のプログラムでは、三井物産をはじめ、企業5社から15名が参加し、東京、兵庫、石川の中小・ベンチャー企業9社へ提案を行ったとのことです。
図2:「プロフェッショナル・キャラバン隊」実施フロー

図2:「プロフェッショナル・キャラバン隊」実施フロー

 参加者からの声として、以下が紹介されています。 ・具体的な事例ベースで自身が経営者であればどうするかを考えることができた
・座学だけではなく、実践型の提案がセットなのは非常にモチベーションが上がる
・ビジネススクールで扱うケーススタディと違い、実際の中小企業の経営課題を題材に提案するという貴重な機会
・自分のセカンドキャリアを考える上で、今後身に付けるべきスキル、経験すべき分野を確認することができた
・自身の専門性について改めて考えさせられる機会となった
・課題解決に向けた取り組みの視野が広がった
・先輩コンサルのアドバイスがクライアントの問題を解決する能力・スキル向上につながった
・風土の違う他社の方々との交流を通じて、新しい視点を獲得できたり、提案内容をアップデートできた  そして、以下のようなことにつながる研修として活用できるとしています。 ・社外での自身の評価を把握
・これまでの領域を超えた視野の広がり
・新たなチャレンジへ踏み出す機会

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