NTTデータとNTTデータ東北は2025年8月28日に盛岡市と立地協定を締結しました。2025年秋に岩手・盛岡に新たなリモート開発拠点を開設し、首都圏以外の人材活用でIT人材不足に対応、3年で100名の雇用創出を目指します。地域連携で持続的な開発体制を構築します。
盛岡拠点で進める「地方×リモート」戦略
NTTデータとNTTデータ東北は、2025年8月28日に岩手県盛岡市と立地協定を締結しました。2025年秋に新設する開発拠点は、首都圏中心だった同社の開発体制を地方にも広げる最初のリモート開発拠点です。これにより、首都圏プロジェクトを地方で開発する体制を整備し、全国の人材に接点を持つことを目指します。拠点開設の背景には、国内で深刻化するIT人材不足と、コロナ禍以降に定着したリモートワークを活用した柔軟な働き方の定着があります。盛岡市は複数の大学が集まり、自治体がIT産業振興を推進している点が評価され、第一弾の設置地に選ばれました。
NTTデータはリモート開発拠点の全国展開に関する戦略立案と推進を担い、拠点立ち上げ支援や人員派遣を行います。一方でNTTデータ東北は岩手県内で初めての事業所として、拠点運営や地元大学・自治体・地場IT企業との連携窓口、採用・育成を実行します。両社は今後3年間で100名の雇用創出を掲げ、Uターン希望者や地域人材の採用を進める計画です。盛岡拠点を皮切りに、地域在住の人材との接点を広げ、持続可能な開発体制と地域社会への貢献を両立させることが狙いです。
詳しくは「株式会社NTTデータ」の公式ページまで。
レポート／DXマガジン編集部 權
