株式会社ジェーシービー(JCB)は、グーグルが提唱するオープン標準「Agent Payments Protocol(AP2)」の構築に参画することを表明しました。AIエージェントが人に代わり決済を行う未来に向け、相互運用性とセキュリティの確保を目指す重要な一手です。
AP2参画の狙いとJCBの役割
JCBは、グーグルが発表したAgent Payments Protocol(AP2)に賛同し、構築検討への参画を表明しました。AP2は、AIエージェントが人の代理で安全に決済を行うことを想定したオープンな標準です。JCBはこの標準化により、業界全体での相互運用性と信頼性を高めることが不可欠だと位置づけています。
プレスリリースでは、顧客の意図を正確に反映し、安心して取引できる環境を実現するための共通基盤整備が必要だと強調しています。とりわけセキュリティ確保は喫緊の課題であり、JCBは関係各社と連携して検討を進める方針です。
JCBはこれまで培ってきた決済インフラの信頼性と、グローバルなネットワークを強みとして挙げています。AP2の実現と普及に向けては、「お客様志向」ので顧客の信頼と期待に応え続けると明言しました。業界横断で関連各社と連携し、次世代の決済体験を創出していく方針です。
また、「おもてなしの心」「きめ細かな心づかい」といった顧客重視の姿勢が繰り返し示されています。JCBは利便性と信頼性を両立させる取り組みを通じて、「便利だ」「頼れる」「持っていてよかった」と感じてもらえる決済サービスを目指すとしています。今回の参画表明は、AP2という新たな標準づくりにJCBが積極的に関与する姿勢を示すものです。AIエージェントが介在する決済の普及過程で、共通ルールと堅牢なセキュリティをどう整備するかが、利用者の安心に直結します。JCBは関係企業とともにその実現に取り組む方針を明確にしました。
詳しくは「株式会社ジェーシービー」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權






















