楽天銀行と株式会社ローソン銀行は、楽天銀行のスマートフォンアプリを用いてローソン銀行ATMでキャッシュカードを使わずに現金の入出金ができる「スマホATM（QR入出金）」の提供を2025年12月9日に開始しました。対象は全国約14,000台のローソン銀行ATMで、楽天銀行のお客さまは事前にアプリ登録を済ませたうえで、ATM画面に表示されるQRコードをアプリで読み取り、表示される企業番号と暗証番号を入力することで、引出しと預入れの双方を利用できます。今回の連携により、キャッシュカードの携行が不要となり、日常の現金ニーズに対する利便性が向上します。アプリは最新版へのバージョンアップが必要とされており、既に利用中の方も更新が求められます。なお、QRコードは株式会社デンソーウェーブの商標または登録商標であり、「スマホATM」は株式会社セブン銀行の登録商標と明記されています。
操作は現行機と新型機の両方で案内が用意され、動画でも確認できるため、はじめての方でも手順を把握しやすい環境が整っています。基本的な流れは、ATMで表示されたQRコードの読み取り、企業番号と暗証番号の入力というシンプルなものです。カードレスのため、カードの紛失や磁気不良といったトラブルに左右されにくい点も利用者の安心に寄与します。全国に広がるローソン銀行ATM網を活用できることから、外出先でも同一のプロセスで現金の出し入れが可能です。加えて、アプリ主導の体験は、口座残高の確認から入出金までをスマートフォンに集約でき、利用動線が短くなります。暗証番号の管理に留意し、スマートフォンのロック設定やアプリのアップデートを適切に行うことが、安全で円滑な利用につながります。
楽天銀行のお客さまにとっては、普段使いのスマートフォンとATMの連携により、現金の取り扱いがより身近で手軽になります。詳細な利用方法や注意事項は、各社が案内する情報をご確認ください。今回の連携は、日常の金融行動におけるカードレス化を後押しし、デジタルとリアルをつなぐ実装として幅広い場面で活用が進むことが期待されます。
