NTTコミュニケーションズ株式会社(NTTドコモビジネス)は、石川県と連携し、住民参加型サービス「のとピッと」の実証事業を能登6市町で開始しました。対象は輪島市、珠洲市、能登町、穴水町、七尾市、志賀町で、期間は6月30日までです。公共施設や商業施設などに設置したQRコードを住民が読み取ることで、住民や避難者の位置情報を収集し、災害時の避難状況の把握や支援物資の配布に活用します。QRコードは6市町で700カ所以上に設置されます。能登半島地震では、多くの被災者が指定避難所以外に避難し、全体把握が困難だったことが課題となりました。今回の取り組みは、こうした課題の解消に向けたものです。
平時には、QRコードの読み取りでポイントを獲得でき、買い物などに利用可能です。歩数計測アプリと連携し、毎日の外出やウオーキング量に応じたポイント付与にも対応します。さらに、事前に登録した家族などに活動状況をメールで通知する機能を備え、見守り用途にも役立ちます。平時のインセンティブ設計により、非常時に必要な参加率やデータの即時活用を可能にする基盤づくりを進めます。運用は石川県とNTTドコモビジネスが協働で進め、利便性や精度、運用負荷などを実証します。結果は、能登地域での本格運用や他地域展開の判断材料となります。
本事業は、経済産業省が推進するデジタルライフライン全国総合整備計画の一環です。新エネルギー・産業技術総合開発機構のデジタルライフライン整備事業に、NTTドコモビジネスと石川県が共同提案して採択されました。指定避難所以外の避難者を迅速に把握し、最適な物資配分につなげることを目的としています。実証で得られた知見は、避難所運営や物資配布のオペレーション改善に生かされる見込みです。期間終了後、効果検証を経て、実装範囲や運用設計の最適化が検討されます。
詳しくは「NTTコミュニケーションズ株式会社(NTTドコモビジネス)」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部 權






















