Appleは、2025年に出荷した製品全体で再生素材の使用率が過去最高の30パーセントに達したと発表し、環境目標の前進を明確に示しました。バッテリーで100パーセント再生コバルト、すべてのマグネット部品で100パーセント再生希土類元素を採用し、自社設計のプリント回路基板でもメッキに再生金、はんだ付けに再生スズを導入しています。さらに、パッケージからのプラスチック排除を達成し、すべてファイバー素材に移行しました。これにより過去5年間でプラスチックの使用を1万5千トン以上回避したとし、家庭でのリサイクル性も高めています。温室効果ガス排出量は2015年比で60パーセント以上削減した水準を維持し、事業拡大の年でも前年水準を保っています。CEOのティム・クック氏は、野心的な目標が革新を促すと述べ、COOのサビ・カーン氏も測定可能な進歩を強調しています。
再生可能エネルギーと水資源での補給拡大が加速
サプライヤークリーンエネルギープログラムでは、直接納入サプライヤーが20ギガワット以上の再生可能エネルギーを調達し、3,800万メガワット時超の電力を創出しています。これは米国の340万世帯超の年間消費電力に相当する規模です。Apple自身も1.8ギガワットを調達し、オフィスや直営店、データセンターを100パーセント再生可能電力で賄っています。水資源では、Appleとサプライヤーが年間170億ガロンの淡水を節約し、2025年は世界の施設を支える取水量の半分以上を補給しました。Appleが所有する全8カ所のデータセンターはAWSの水資源保全認証を取得しています。廃棄物では、世界の施設で転用率75パーセントを達成し、Apple Fifth Avenueが直営店で初のTRUE Zero Waste Certificationを取得しました。サプライチェーンでは400拠点が廃棄物ゼロプログラムに参加し、60万トン超を埋め立てから転用しています。
MacBook Neoと次世代リサイクルが牽引する資源循環
今年発表のMacBook Neoは、Appleのノートブックとして最少の炭素排出を目指して設計され、全体で60パーセント再生素材を使用します。材料効率に優れた成形プロセスで原材料使用を半減し、強化された新しい酸化皮膜処理により水の再利用率70パーセントを達成しました。Appleはカリフォルニア州のAdvanced Recovery Centerに新リサイクルラインCoraを導入し、精密破砕と先進センサーで高い素材回収率を実現しています。機械学習を用いる検知システムA.R.I.S.をMac miniで稼働させ、リサイクル現場の分別効率も高めています。4月16日から5月16日までの期間は、対象の直営店でリサイクルした場合にAirPodsまたはApple製アクセサリを10パーセント割引で購入できる取り組みを実施します。Appleは2030年までに企業全体のカーボンフットプリントをカーボンニュートラルにする目標に向け、素材、エネルギー、水、廃棄物の各領域で実装を拡大しています。
詳しくは「Apple」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部





















