荷物はロッカーに入れるだけ。再配達なしで一律730円。こんな発送体験を待っていた人は多いのではないでしょうか。株式会社メルカリは、宅配便ロッカー「PUDOステーション」から「エコメルカリ便」の発送受付を開始しました。対象は1都3県と大阪府・奈良県の約2,700箇所です。置き配前提の“エコ”とロッカー投函の“手軽さ”は両立できるのでしょうか。
ロッカー投函で“置き配前提”を拡張 一律730円のまま利便性が進化
株式会社メルカリは、Packcity Japan株式会社が運営する宅配便ロッカー「PUDOステーション」での「エコメルカリ便」の本格受付を開始しました。開始は2026年4月で、東京都(島しょ部除く)・神奈川県・埼玉県・千葉県に加え、大阪府・奈良県が対象です。約2,700箇所から利用でき、順次アプリ上で利用可能になります。ロッカーは原則24時間365日利用でき、非対面で手数料無料の発送が可能です。送料は従来どおり一律730円で、テキストの案内に従い発送用2次元コードをかざして投函します。
背景には、出品時の手間に関する課題があります。メルカリのアンケートでは、サイズ判断が難しく梱包や価格設定に時間がかかるという声が多く寄せられていました。メルカリは2024年3月にSBS即配サポート株式会社と連携し、置き配前提の「エコメルカリ便」を開始しました。再配達を減らし、ドライバー負担の軽減にもつながる点が特長です。2025年3月には自宅周辺の指定場所に置くだけで集荷する「置き発送」を導入し、60から160サイズの荷物に対応しました。
今回の対応で、発送拠点への持ち込みにロッカーという選択肢が加わります。PUDOから発送できるサイズは60から100サイズです。「置き発送」は60から160サイズに対応するため、大型は自宅前で完結し、小型から中型はロッカー投函が使える構成です。設置場所の営業時間によっては利用時間が制限される場合があり、対象エリア内でも主に「セブン-イレブン」設置の一部PUDOは対象外です。出品者の住所が1都3県と大阪府・奈良県であることが利用条件です。
操作はシンプルです。出品時に「らくらくメルカリ便」または「ゆうゆうメルカリ便」を選び、購入者が置き配同意をした取引で「エコメルカリ便」を選択します。続いて配送方法で「宅配便(〜160cm)」と「宅配便ロッカーPUDO」を指定します。梱包後にアプリで2次元コードを発行し、PUDOの画面指示に沿って投函すれば完了です。人を介さずに完結するため、早朝や深夜でも自分のペースで発送できます。
対象エリアは段階的に広がる構成です。東京都(島しょ部除く)、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、奈良県で開始し、アプリの対応は順次展開されます。「置き発送」の対象は2026年4月7日現在で1都3県です。料金は一律730円のまま据え置きで、宅配便160サイズまでの設計が維持されます。ロッカー起点と自宅起点を併用することで、移動負担を抑えつつ、非対面でのやり取りを広げます。
メルカリは、面倒を減らし簡単に使える配送体験の拡充を掲げています。今回のPUDO対応は、置き配前提の仕組みにロッカー投函を掛け合わせ、ユーザーの生活リズムに合う選択肢を増やす取り組みです。サステナブルな配送の実現に向け、再配達の削減と非対面の利便性を両立する設計が前面に示されています。エリアと機能の段階展開を通じて、利用機会の拡大を進めます。
見解として、ロッカー投函と置き発送の二枚看板は、自宅前と街中の双方で非対面を成立させる実装です。一律730円の価格統一が、選択の迷いをなくす効果を生みます。
詳しくは「株式会社メルカリ」の公式ページまで。 レポート/DXマガジン編集部






















