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同じ街なのに、まったく違って見える。100万DL到達した「時間を歩くアプリ」とは

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スマートフォン向け古地図アプリ「大江戸今昔めぐり」が、サービス開始から約8年半となる2026年4月に累計ダウンロード100万件を達成しました。プレスリリース元の会社名は株式会社ビーマップで問題ありませんか。製作委員会は株式会社ビーマップ、有限会社菁映社、株式会社フジテレビジョンで構成され、2017年12月の提供開始以降、江戸末期の古地図と現代地図を重ね合わせて楽しめる独自体験を提供してきました。2026年4月19日時点の同社調べで大台に到達し、歴史や地図、街歩きを楽しむ層に支持が広がったとしています。対応エリアは当初の江戸から川越や駿府、野沢温泉へ拡大し、デジタルスタンプラリーやテレビ番組での露出を通じて利用機会が増加しました。製作委員会は引き続き楽しめるサービスづくりに取り組む姿勢を示しています。

江戸末期の「完全描き起こし」古地図と現代地図を重ねる体験価値

大江戸今昔めぐりは、正縮尺で再現した江戸末期の古地図を「完全描き起こし」で提供し、スマートフォンやタブレットの画面上で現代の地図と容易に重ね合わせることができます。現在地情報と連動するため、東京の街を歩きながら当時の様子を瞬時に確認できる点が特長です。歴史や地図の愛好家のみならず、街歩きの楽しみを広げたい層にも利用が広がっています。アプリ内での古今対照は、地点ごとの変遷を実感できるため、散策ルートの選定や学習コンテンツとしての価値も高まります。現地での体験を中心に据えた設計は、移動と発見の連続性を生み、アプリならではの没入感を支えています。ダウンロードの伸長は、この実地体験の分かりやすさと利便性が受け入れられた結果といえます。

対応エリアの拡大と街歩き施策が牽引した利用拡大

対応エリアは当初の江戸、すなわち現在の東京都23区内から、川越城下の中心部や駿府城下、長野県の野沢温泉へ順次広がりました。2021年6月には川越と駿府の古地図を公開し、2025年12月には現地のWi-Fi実証実験と連動して野沢温泉の古地図も公開しています。エリアの拡充は、地域ごとの歴史資源を可視化する取り組みと結び付き、散策ニーズの多様化に応えました。さらに、アプリを用いたデジタルスタンプラリーへの参画が継続し、街歩きの参加動機を高めています。近年は「東京の歴史探訪」をテーマにしたテレビ番組での紹介も増え、露出の増加が新規の利用開始につながったという声も寄せられています。地図コンテンツの質の追求とイベント活用の相乗効果が、ダウンロードの裾野を広げる構図を形成しました。

100万件到達までの歩み。節目ごとの拡張と機能強化

2017年12月のサービス開始当初、ダウンロード件数は5,000件足らずでしたが、2018年11月には東京都中央区主催の「まるごとミュージアム2018」のスタンプラリーに初採用され、街歩き文脈での活用が始まりました。2021年3月には累計50万件に到達し、同年6月の新エリア公開と並行して「市中引き回しスタンプラリー」を開始、以後2026年2月まで約5年にわたるロングラン企画として実施されています。2022年11月には川越市市制100周年と鉄道開業150周年を記念した「電車で行く!小江戸川越古地図巡り」スタンプラリーに採用され、地域施策と連動した展開が進みました。2023年7月にはスポット情報と人物情報を拡充し、スポット4,000件、人物名7,500件の検索が可能となるなど、情報の深みを増しています。2024年1月には文庫時代小説300冊達成記念の「佐伯泰英作品で江戸めぐり」スタンプラリーで出版社2社と初コラボを実現し、2024年5月に累計80万件を突破、2026年4月に100万件へ到達しました。

ダウンロード推移と達成の位置付け

累計ダウンロード件数は、2026年4月19日現在で100万件に達したとされています。2021年3月に50万件、2024年5月に80万件を記録しており、直近数年で加速度的に積み上がったことが分かります。背景には、エリアの着実な拡大と機能の深化、そしてデジタルスタンプラリーの継続参画による体験導線の確立が挙げられます。テレビ番組での紹介機会が増えたことも、関心の喚起に寄与しました。数字の節目ごとに新たな取り組みが重ねられており、アプリの価値提案が一過性ではなく、更新を重ねてきた点が成果に結び付いています。製作委員会は、この達成を支えた利用者への謝意を表明し、今後も楽しめるサービスの提供に努める姿勢を明確にしています。100万件という大台は、古今対照の街歩き体験が広く受容された指標として意義があります。

街歩き企画との連携事例。長期運用が生んだ定着効果

「市中引き回しスタンプラリー」は、新型コロナ禍において密を避けながら江戸時代の市中引き回しルートを実地で体験できる企画として人気を集め、約5年にわたり継続されました。長期運用の中で、アプリを入口とした街歩きの習慣化に貢献し、イベントを超えた日常的利用の土台づくりに寄与したと考えられます。川越市の節目事業や出版社とのコラボも、地域や文化資産との接点を増やし、アプリの利活用シーンを拡張しました。スポットや人物データの拡充は、散策時の深掘りを促し、学びの濃度を高めています。こうした事例の累積は、地図を「見る」から「歩く」「学ぶ」へと体験の幅を広げる流れを形成しました。エリアとコンテンツの両輪が、利用動機と継続利用の双方を支えています。

製作委員会の姿勢と今後への期待

製作委員会は、当初の想定を超えて多くの支持を得たことへの感謝を示し、引き続き一層楽しめるよう努めるとしています。この姿勢は、対応エリアの拡充や情報コンテンツの深化、街歩き施策との連携強化へとつながる可能性があります。アプリの核にある「完全描き起こし」の正縮尺古地図と現在地の連動は、現地体験を中心とする価値提案として確立しています。100万ダウンロードの達成は、歴史資源をデジタルで再編集し、現代のまち歩きに接続する取り組みが広く定着したことを示します。今後も、地域と連携したイベントやメディア露出といった接点づくりが、新たな利用者層の獲得と既存ユーザーの満足度向上に資すると見込まれます。継続的なアップデートが、古地図体験の厚みをさらに高める契機となるでしょう。

詳しくは株式会社ビーマップの公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部

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