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「話しかけられるのが苦手」をテクノロジーが解決! 鏡の前に立つだけのAIコーデ診断が、買い物体験を劇的に変える。

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「店員さんに話しかけられるのが苦手」という心理と、「自分に似合う服を相談したい」という欲求。この矛盾するユーザーのリアルに、最新のテクノロジーが解を出しました。NTTドコモの新規事業創出プログラムから誕生した株式会社coordimateは、2026年3月、新宿Flagsにて「AI×次世代型デジタルミラー」の実証実験を実施。それは、AIが接客を奪うのではなく、人が介在する価値を最大化させるための、新しいコミュニケーションの形でした。

「30秒の壁」を突破する直感操作。AIが「会話のきっかけ」を創出する

今回の実証実験の核心は、ミラーの前に立つだけでAIがコーディネートを診断する「入口」の設計にあります。CEO・飯野健太郎氏が辿り着いたのは、「AIが答えを出すこと」以上に「人が相談しやすくなる状態をつくること」の重要性でした。

機能の「削ぎ落とし」によるUX最適化と、AIエージェントの役割分担

coordimateが追求するのは、技術の誇示ではなく、現場のストレスを解消するための「フィジカルとデジタルの融合」です。

  1. 「30秒以内」に完結するAI診断 実証実験データにより、30秒を超えるとユーザーが離脱するという事実が判明。機能を徹底的に削ぎ落とし、瞬時に診断結果(スコア)とおすすめアイテムをスマートフォンへ連携させる高速なUI/UXを実現しました。この「スピード」こそが、リアル店舗のテンポを崩さないための重要な技術要件です。
  2. 「話しかけたくなる」逆転の接客フロー AIが診断した「スコア」を共通言語にすることで、お客さま自らが「この結果をもとに、具体的なアイテムを探したい」とスタッフに声をかけるシーンが増加しました。美容院で写真を見せるようなこのプロセスは、従来の「一方的な声かけ」によるストレスを解消し、接客の質を「押し売り」から「共同の解決」へとアップデートしています。
  3. オムニチャネルな体験設計 事前相談(アプリ)→店舗診断(ミラー)→最終決定(人)という3フェーズの体験をシームレスに連携。AIが選択肢を広げ、スタッフが最後の「納得感」をつくるという明確な役割分担を定義しました。これは、テクノロジーが人の仕事を奪うのではなく、より本質的な価値(背中を押す体験)に集中させるための環境整備です。

これからの挑戦:現場から広がる買物の未来

新宿Flagsでの成功を受け、たまプラーザテラスでの実証実験も2026年4月30日まで実施。dポイントとの連携やブランド特化型レコメンドなど、実益と楽しさを両立させた仕組みは、テナントの「新しいことに挑戦したい」という声を呼び起こし、商業施設にとっても「攻めの従業員満足(ES)」へと繋がっています。

AIが進化するほど、最後の「一押し」をくれる人の価値が高まる。 coordimateがつくる「鏡」は、私たちの買物の迷いを前向きな楽しさに変え、リアル店舗に新しい活気をもたらす「未来の窓」となっています。

見解として、「AIが100点を出して終わり」にするのではなく、あえて「余白」を残して店員さんとの会話を誘発する設計に、日本的な接客の知恵を感じます。 デジタルミラーが「店員さんを呼ぶボタン」ではなく、自分の「こだわり」を伝えるためのツールになった点は、アパレルDXにおける非常に大きなヒントになるでしょう。

詳しくは coordimate 公式サイト をご確認ください。レポート/DXマガジン編集部

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