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KDDIと楽天モバイルが「電力40%削減」へ異例のタッグ! AIと光技術で通信インフラを劇的省エネ化。

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KDDI株式会社と楽天モバイル株式会社は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構の研究開発事業におけるテーマ「仮想化基地局と計算基盤の同時最適化技術の開発」に採択されました。両社はこの採択を受け、データセンターおよび無線アクセスネットワークの消費電力削減に向けた研究開発を開始します。KDDIはモバイル通信分野での研究開発や商用運用の実績に加え、国内外で大規模データセンターを運用する知見を有しています。楽天モバイルは仮想化Open RANベースの商用ネットワークを構築し、クラウドとRAN向けソフトウエアおよびSMOを自社開発して運用しています。両社はそれぞれの強みを組み合わせ、2030年度までに通信インフラの性能向上と省電力化を両立する革新的な技術を確立し、データセンターとRANの消費電力を約40%削減する目標を掲げます。産業のパートナーとの連携を通じて、社会実装を推進していく方針です。

研究開発の柱と狙い

AI処理や仮想化RANで増大する計算負荷を効率的に分散し、電力消費を最小化する通信インフラの実現に向け、五つの研究開発を実施します。まず仮想化ネットワーク最適化では、GPUクラスタ間のネットワーク設備を光化し、電気処理を不要とする光ベースのデータセンターネットワークを目指します。加えてクラスタの汎用化やトランスポート装置の省電力制御に取り組み、トラフィック需要と計算負荷に応じたリソース最適化の技術を確立します。AIによるRAN最適化では、仮想化環境とAIを活用し、リアルタイムのトラフィック変動に応じて電波送信を最適化します。さらにエッジAIでのデータ処理や映像圧縮技術により、IoTデバイスの通信トラフィックと消費電力の低減を図ります。

冷却の高効率化とセキュリティ強化

計算基盤冷却の省エネと小型化では、増加するデータセンター需要に対応し、空冷設備の効率向上と小型化を実現します。冷却設備と情報機器の制御システムを融合し、IT機器の負荷に応じて冷却を最適化する技術の確立も進めます。セキュリティー強化では、基地局のオープン化時代に備え、Open RANネットワークのセキュリティを高める取り組みを行います。セキュリティ関連のデータ量を削減して消費電力を低減するため、計算基盤のセキュア演算環境を実現します。さらにAI性能に応じた超高性能GPUの安定稼働に向け、TDP3000W級GPUにも対応可能な水冷および液浸冷却技術の確立を目指します。これらを統合することで、データセンターとRAN双方の省電力化を強化し、社会実装に必要な要素を網羅します。

詳しくは「KDDI株式会社」「楽天モバイル株式会社」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部

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