株式会社ジェーシービーとトレンドマイクロは、JCBカード会員専用のMyJCBアプリに、生成AIによる「トレンドマイクロ 詐欺チェック」への常時アクセス導線を新設しました。国内のフィッシング報告は2025年に約245万件で過去最多となり、2026年も高止まりが続いています。クレジット・信販系は分野別で最多の約47.8%が標的とされ、カード不正利用被害額は2025年に510.5億円でした。両社は2025年8月20日に不正対策の協業を発表し、MyJCBアプリの一部利用者で実証実験を実施しました。延べ6,000名以上が機能を利用し、詐欺メールの確認に役立ったという声が寄せられました。結果を踏まえ、今回の常設提供に至っています。
MyJCBアプリに常設されたAI詐欺チェックの概要と使い方
MyJCBアプリ内の詐欺チェックを起点に、メールやSMS、SNSメッセージ、Webサイト、オンライン広告のスクリーンショットを送信すると、生成AIが詐欺の兆候を分析し判定します。疑わしいリンクやメールアドレス、電話番号などの情報入力にも対応し、懸念がある場合は推奨対策を提示します。診断結果の詳細解説により、不審点を具体的に把握できます。実証実験では安全確認に役立つというコメントが寄せられ、安心感の向上が示されました。すべての詐欺から保護できるわけではない点が明示されており、注意喚起も併記されています。MyJCBは利用金額やポイント確認に加え、不正使用検知の通知などを備え、日常の安全対策を後押しします。
背景と今後の展開
フィッシング被害の増加は継続しており、窃取情報がカード不正利用に波及する懸念が強まっています。株式会社ジェーシービーは増加するフィッシングから会員を守るため、サービス提供を拡充してきました。トレンドマイクロは脅威データベースと詐欺コンテンツの特徴を活用し、生成AIで判定と対応方法を提示します。両社は実証実験で多くの利用者の安心感向上を確認し、技術の有効性を示しました。今回の常設化により、日常的なタッチポイントであるアプリから迅速に確認できる環境が整います。両社は今後も連携を強化し、セキュリティ施策を拡大する予定です。安全・安心を支える取り組みが継続される見通しです。
詳しくは「株式会社ジェーシービー」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部






















