Metaは、Meta Superintelligence Labsが構築した初の画像生成モデル「Muse Image」をMeta AIに導入しました。発表は米国時間7月7日で、Meta AIアプリおよびウェブ版meta.aiから利用できます。4月に公開されたMuse Sparkに続く展開で、Muse Imageは短いテキスト入力から文脈に沿った高品質なビジュアルを生成し、ダウンロードやフィード、ストーリーズ、チャットへの直接シェアにも対応します。Instagramではストーリーズ向けの30種類以上の新AIエフェクトにモデルを活用し、WhatsAppのDMでも画像生成が使えるようになりますが、いずれも日本では現時点では提供されていません。なお、先に発表された公開Instagramアカウントを@メンションして画像に登場させる機能は、寄せられたフィードバックを受けて提供終了となりました。今後はMeta AIが利用できるInstagramやFacebook、Messenger、WhatsAppへ順次展開し、広告主や代理店は近くAdvantage+ クリエイティブでMuse Imageを活用できる予定です。
シンプルなプロンプトで生成と編集に対応 テキスト表現や実用生成にも強み
Muse Imageは口語調のシンプルな指示で、ゼロからの画像生成と既存写真の編集の双方に対応します。歴史的名所に自分の写真を合成したり、写真に写り込んだ人物の除去を行えます。プロンプトから実際に機能する二次元コードを作ることも可能です。画像内テキストの表現力も特徴で、ハウツーガイドやインフォグラフィックの作成依頼に対して、可読性とデザインの調和を両立したビジュアルを生成します。生成後の画像はそのまま保存できるほか、各アプリでの共有にも対応し、制作から配布までを一貫して行えます。画像はMeta AIとの対話を継続しながら段階的に修正でき、スタイル変更や要素追加といった反復的なブラッシュアップに向いています。
クリエイティブの敷居を下げるプリセット 画像修復やキャラクター化もワンタップ
Meta AIには創作のきっかけとなるプリセットが用意され、ワンタップで色あせた家族写真の修復ができます。トレンドのヘアスタイルを試す、クレイやドット絵風のキャラクターに自分を変身させるといった体験も可能です。生成した画像はMetaの各アプリで簡単にシェアでき、受け取った側も自身の写真で同じプリセットを試せます。部屋の写真を撮影して、ウェブ上の実在する商品を用いた模様替え提案を依頼することもできます。好みのスタイルや最新トレンドを指定することで、流行を取り入れたインテリアの再デザインを行えます。これらのプリセットは初心者でも短時間で成果物に到達できるよう設計され、継続的な創作を後押しします。
Muse Sparkとの連携で意図の理解と構成を強化 リアルタイム検索や複数画像融合にも対応
Muse Imageは生成前にプロンプトの意図を深く検討し、Muse Sparkと連携して全体レイアウト設計やリアルタイム検索、複数イメージの融合を同時に行います。ペットを名画に登場させる、セルフィーと旅行写真を組み合わせてポストカードを作るといった要望に対して、構図と要素の整合性を保った画像を作成します。制作途中での指示変更にも追随し、会話文脈を保持したまま段階的に精度を高めるワークフローが可能です。編集時はマークアップアイコンから画像上に丸やスケッチ、メモを書き込み、意図を視覚的に示しながら調整できます。ゼロからのやり直しを避け、試行錯誤を前提とした制作プロセスを提供します。
パーソナライズ機能とプライバシー管理 @メンション活用とオプトアウトの選択肢
Meta AIアプリでは、Instagramアカウントを@メンションして画像に登場させることができます。イベント招待状のデザイン、共同制作のモックアップ、パーソナライズドなグラフィックの作成などで、公開されている写真を参照してすぐにシェア可能な画像を生成します。自身の公開コンテンツがどのようにタグ付けされるかは設定で管理でき、画像生成への利用を望まない場合はいつでも機能をオフにできます。一方で、以前発表されていた同趣旨の機能は期待に沿わなかったというフィードバックを受け、提供終了が案内されています。機能の透明性確保と自己コントロールの選択肢が併記されていることが特徴です。これにより、創作の自由度と公開コンテンツの取り扱いに関する配慮の両立が図られています。
提供形態と今後の展開 無料で利用可能 有料サブスクも用意
Muse Imageを搭載したMeta AIは無料で利用でき、より多くの画像生成を行いたい利用者向けには有料サブスクリプションでも提供されます。近く数週間以内に、広告主や代理店がAdvantage+ クリエイティブを通じてMuse Imageを活用できる予定です。Instagram、Facebook、Messenger、WhatsAppの各機能への展開も順次進み、利用できるサービスの拡充が告知されています。画像生成は出発点であり、現在は動画生成の「Muse Video」も開発中です。Metaは、利用者のアイデアを自在に形にする新しいAI体験を構築し、パーソナルスーパーインテリジェンスの実現に向けて前進していく方針を示しています。サービス提供状況や各国での機能有無には差異があるため、利用可能範囲は今後のアップデートにより変動します。
詳しくは「Meta」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部






















