エンジニア人材サービスを展開する株式会社オープンアップグループは、個人情報を安全に扱える生成AI基盤としてソフトバンクの生成AIパッケージを導入しました。グループ内に偏在していたデータを連携し、面談準備やスキルシート作成などの主要業務を効率化しています。導入決定は2024年10月、その4カ月後の2025年2月に運用開始と短期間で全社展開を実現しました。統合アシスタントエージェントの活用拡大により、現場の日常業務に生成AIが定着しました。導入6カ月で約8,000時間の業務削減と約2,800万円相当のコスト削減を達成しています。社員の利用率は2026年5月時点で41.6パーセント、1人あたり月間53.0回と高い利用頻度が示されています。
個人情報を扱う業務特性に対応したセキュアなAI活用基盤の整備
人材派遣業として履歴書や職務経歴書などの機密性の高い情報を扱う同社では、外部サービスにデータを置けないことがAI活用の障壁でした。ソフトバンクの生成AIパッケージを採用することで、個人情報を安全にアップロードして解析できる専用環境を構築しました。グループ各社に分散していたデータを社内データ連携で束ね、ナレッジの共有と横断的な活用を可能にしました。ID課金ではない料金体系が全社同時展開を後押しし、約2,000人のサポートスタッフが初期段階から利用できる体制を整備しました。2025年6月には独自データ連携プラグインを追加し、Microsoft 365のSharePointなど社内情報の活用を広げました。TASUKI Annotationの活用により、社内データの構造化と精度検証も進めています。
統合アシスタントエージェントで現場定着。面談準備とスキルシート作成を効率化
2026年1月にリリースされた統合アシスタントエージェントが利用を牽引し、議事録作成や資料作成などの要望に一体で応える運用が進みました。面談サポートでは、社員番号を入力するだけで属性情報や前回の面談内容、Webサーベイ、勤怠情報を一括表示できるようになり、1件あたり30分の準備時間を削減しました。採用業務では、履歴書や職務経歴書を取り込み、Salesforceに入力しやすい形式で出力することで、スキルシート転記時間を1件あたり約20分短縮しました。面談内容のサマリー作成や情報伝達、面接官の評価、募集要項の文面作成など用途は多岐にわたり、導入6カ月で約8,000時間と約2,800万円相当の削減効果につながりました。2026年6月には月間利用者数が600人を超え、利用率は42.5パーセントに到達しました。利用頻度も導入時の約1.9倍から2.8倍へと継続的に伸長しています。
詳しくは「ソフトバンク」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部






















