インドはマイクロソフトの2026年Work Trend Indexインド調査で、世界有数のフロンティア労働力を持つことが示されました。インドのAIユーザーの32%がフロンティアプロフェッショナルに該当し、AIエージェントを用いて業務を再設計しています。これは世界平均の16%を大きく上回り、対象10市場で最高水準です。インドのAIユーザーの78%が昨年は不可能だった仕事が可能になったと回答し、フロンティアプロフェッショナルでは85%に達しています。マイクロソフトインド・南アジア担当社長のプニート・チャンドック氏は、インドが人間エージェントチームを大規模に構築し、実務で多段階の作業をエージェントと遂行していると述べました。インドではAIへのリーダーシップ整合率が44%と高く、組織の34%でエージェントのワークフローが機能レベルで運用されています。
人間中心の姿勢も際立っています。インドの回答者はAI出力の品質管理を63%が最重要とし、批判的思考を59%が重視しています。87%がAIを最終回答ではなく出発点と捉えると回答し、主体性の維持が生産性と革新の両立に寄与している実態が示されています。企業事例では、インフォシス、TCS、Wipro、LTMが6か月足らずで合計40万席超のMicrosoft 365 Copilotを契約しました。TCSではリサーチやコンテンツ制作の生産性が20〜25%向上し、作業サイクル時間も25〜35%短縮したと報告されています。Wiproでは月間アクティブ利用率が95%超、四半期で25万日以上の工数削減に相当する効果を示し、2万9千超のエンドユーザー開発エージェントが稼働しています。
インド発の実装は実験段階を超え、企業全体の変革に踏み出しています。インフォシスは10万人超にCopilotを提供し、配送やエンジニアリング、企業機能にAIを統合して月間アクティブユーザー比率を91%以上へ拡大しました。Persistent SystemsはAssIstXで人事サービスをTeamsやOutlookの業務フローに組み込み、WiproはiSkill Agentでロールベースの学習を推奨しています。2026年の調査結果は、インドが世界最大級のフロンティア労働力を背景に、リーダーシップの整合と人間中心の品質志向を武器に、AI主導の未来像を実装している現実を示します。
詳しくはマイクロソフトの公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部





















