財務省の令和8年7月中 国際収支状況速報では、経常収支が2兆9,889億円の黒字となり、前年同月比で4,026億円拡大しました。内訳では、貿易・サービス収支が9,128億円の赤字である一方、サービス収支の赤字幅縮小と第一次所得収支の黒字拡大が全体を押し上げました。貿易収支は3,999億円の赤字で、輸入が11兆6,560億円と前年比25.9%増え、輸出11兆2,561億円の同24.1%増を上回ったことが影響しました。財務省関税局公表の通関統計では、輸出は自動車、半導体等電子部品、半導体等製造装置が増加し、対アジアと北米向けが伸びました。輸入は原粗油、半導体等電子部品、非鉄金属が増え、対アジアと北米からの伸びが目立ちました。原油価格はドルベースで114.35米ドル、円ベースで116,380円となり、前年同月比で大幅に上昇しました。
サービス収支は5,129億円の赤字ながら赤字幅を縮小し、訪日外国人は7月に3,442,100人、出国日本人数は1,191,300人でした。第一次所得収支は4兆2,896億円の黒字となり、直接投資収益の拡大が寄与しました。金融収支では、直接投資が2兆6,213億円、外貨準備が3,764億円の純資産増となり、全体として1兆7,626億円の純資産増でした。資産側は対外直接投資、株式・投資ファンド持分、中長期債がいずれも資産増でした。負債側は対内株式・投資ファンド持分と中長期債が取得超で増加し、対内直接投資はわずかに減少しました。為替は月中平均でドル円162.55円、ユーロ円185.59円となり、前年同月比でそれぞれ円安が進行しました。
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