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「給料が不満」より「この会社、大丈夫?」 生成AI時代に増える“不安退職”とは?

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株式会社リンクアンドモチベーションは、クラウドサービス「モチベーションクラウド エンゲージメント」のデータを用い、生成AI普及前後の従業員エンゲージメントと退職要因を分析しました。結果として、待遇や労働環境への不満による退職から、企業の将来性や変化対応力への不安を理由とする退職へのシフトが示唆されました。コロナ禍前後では、研修制度や休日などの働きやすさが改善する一方、責任ややりがいに関する項目は低下もしくは横ばいで、手応えの乏しさが浮き彫りになりました。生成AI普及前後の比較では、業務環境や財務健全性など土台作りへの期待が高まる一方、経営陣への信頼や事業の成長性への満足が顕著に低下しました。社内の情報共有は進むものの、未来像への納得不足が課題として表出しています。

「不満退職」から「不安退職」へ 退職者データで見えたギャップ

2025年12月から2026年5月の半年間に実施したサーベイでは、在職者と退職者を比較し、期待と満足のギャップが大きい項目を抽出しました。財務状態の健全性や事業の成長性と将来性が上位に挙がり、会社の先行きに起因する不安が退職要因として際立ちました。従来主流だった給与や労働時間など待遇面の不満よりも、変化に対応できる基盤や未来への展望に対する納得度が離職を左右し始めていることが確認されました。同社は、待遇改善など顕在課題への対応を継続しつつ、期待度と満足度のギャップに現れる潜在課題への取り組みが一層求められるとしています。調査は2019年から2025年入社の回答者を対象に、2019年と2025年、また2021年と2025年のデータを比較し、生成AI普及やコロナ禍の影響を時系列で捉えています。

実務への示唆と具体的アクション

本調査は、働きやすさの整備だけでは働きがいの回復につながりにくいことを示します。まず、経営の方針や事業の将来像を具体的に共有し、成功や失敗事例の開示を継続することが有効です。次に、変化し続ける意識や先行的な取り組みを可視化し、部門横断での挑戦機会を設けることで納得感の醸成につながります。さらに、業務環境の整備や財務健全性への取り組み状況を定期的に説明し、エンゲージメントサーベイで期待と満足の乖離が大きい領域を特定して対策を優先づけることが重要です。最後に、責任ややりがいに直結する役割設計と、スキル獲得の道筋を明確化する仕組みを設けることで、働きがいの底上げが期待できます。

詳しくは「株式会社リンクアンドモチベーション」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部

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