株式会社メルカリは、経済産業省とNEDOが推進するGENIACにおいて、AIロボットを活用した出品および検品作業の自動化に関わる研究開発に採択されました。メルカリはAI中心の事業運営を進め、研究開発組織R4DがフィジカルAIの実装を担います。メルカリの検品・配送拠点を実証環境に設定し、触覚と力覚を統合したマルチモーダルVLAモデルの拡張、視点変化に強いCamera Aware VLAの開発、人の作業感覚を転移するデータ収集基盤の構築に取り組みます。これにより、多様な形状や状態の商品、柔軟物の取り扱い、ボタンやファスナー操作など従来のモデルベース制御では難しかったタスクの自動化に挑み、越境取引の物流オペレーションの効率化を図ります。なお、本採択はGenerative Retrieval技術を用いた二次流通市場向け高精度検索と推薦の基盤モデルに続き、本年度2回目の採択です。
メルカリは世界共通のメルカリ グローバルアプリを提供し、台湾・香港・米国で展開しています。中長期で100以上の国や地域への拡大を目指す中、海外購入品を一度拠点に集約して検品後に発送する運用の重要性が高まっています。現行のVLAモデルには、視覚情報偏重で力加減が難しい点、学習時と推論時のカメラアングル差に弱い点、テレオペによるデータ収集の非効率という課題があり、本プロジェクトはこれらの限界突破を狙います。成果はメルカリの越境事業の成長加速に寄与するだけでなく、産業全般の物理タスクに応用可能なフィジカルAI基盤の確立にもつながる見通しです。
詳しくは株式会社メルカリの公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部





















