学生とAIキャリアパートナーの対話ログを基にした「AI就活相談レポート 2026年9月版」が公開され、9月は秋冬インターンと一部企業の早期選考に向けた動きが強まったことが示されました。株式会社ベースミーは、プラットフォーム「BaseMe」でAI「Ken」と会話した就活生のうち、9月に企業について相談した2,134人が2,707社に関して行った延べ約6.4万件を分析しています。従来の人気ランキングと異なり、実際のES作成や企業研究のプロセスに紐づく行動データである点が特徴です。上位の関心は安定する一方、エントリー時期に合わせた入れ替わりが生じる構図も明らかになりました。実務面では、締切が集中する秋冬に向け、ES設問の再整理と早期選考の位置づけ見直しが有効といえます。
相談数ランキングと急上昇企業の特徴
9月の相談企業ランキングは1位サイバーエージェント219人、2位野村総合研究所150人、3位アクセンチュア137人となり、上位3社は6月と8月に続き同じ顔ぶれでした。野村総合研究所は前月比14パーセント増で2位に上昇しています。新規にTOP10入りしたのは8位三菱ケミカル57人、9位みずほ銀行54人、10位不二製油52人で、いずれも前月比で2倍以上の伸びを示しました。前月から相談人数が2倍以上となった急上昇企業は12社にのぼり、三菱ケミカルやみずほ銀行、不二製油、コクヨ、JERA、第一生命などが並びました。学生が自ら社名入力した人数も、第一生命が11人から43人、Umiosが12人から34人、日本食研が6人から29人、不二製油が9人から37人といずれも増加しています。食品、金融、エネルギー・通信など複数業界で関心が高まっており、ポートフォリオ型のエントリーが広がった様子がうかがえます。
秋冬インターン・早期選考へのシフトとES相談の再加速
相談テーマの推移では、6月から9月にかけて「秋冬インターン・早期選考・本選考」に触れた学生が327人から482人へ増え、比率は6.6パーセントから15.8パーセントに上昇しました。あわせて、6月以降低下していたES作成の比率は9月に53.7パーセントへ再び上向いています。急上昇12社では相談の6割以上がES作成に関する内容で、第一生命85.7パーセント、阪急阪神不動産84.2パーセント、KDDI 82.5パーセント、不二製油79.7パーセントが示されています。相談内容は、冬プログラムのES作成や1day仕事体験の志望理由作成など、次のエントリーに直結する依頼が中心でした。実務面では、夏の設問と同一の企業には過去ESの改善点を明確化し、早期選考の位置づけを面接練習か本命獲得かで事前に定義しておくことが有効です。学生は事業理解37.6パーセント、選考対策35.3パーセントに加え、「自分との相性」も8月の11.8パーセントから14.5パーセントへ上昇しています。
詳しくは株式会社ベースミーの公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部





















