京王電鉄バス株式会社と京王バス株式会社は、国土交通省が推進する完全キャッシュレスバスの実現に向け、2027年11月に路線バスの「運賃収受における現金取り扱い終了」を目指す方針のもと、実証運行の対象を全エリアへ拡大します。現在は中野、永福町、調布、桜ヶ丘の各営業所管内で実施中の実証運行を、2027年1月16日から路線バス全エリアへ広げます(一部のコミュニティバスを除く)。支払いは交通系ICカードやクレジットカードのタッチ決済、シルバーパス、定期券、各種乗車券やデジタルチケットに対応し、現金の取り扱いは行いません。クレジットカードのタッチ決済は2026年12月に全営業所へ拡大予定で、決済ブランドはVisa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯に対応します。車内チャージは当面継続し、終了時期は別途案内されます。
乗降時間短縮や運転士の負担軽減へ 時系列で進む導入計画と目的
完全キャッシュレス化は、乗降時分の短縮や定時運行の維持、小銭準備や残高不足のストレス軽減、履歴確認の容易化など、利用者の利便性を高めることを目的としています。同時に、運賃機関連業務の削減により運転士の負担軽減や経営効率化にもつながるとしています。取り組みは、2025年1月の国土交通省の実証参画と調布エリアでの開始、同年3月の「クレカ乗車」導入、10月の完全キャッシュレス化方針公表と特設サイト開設、運賃機現金投入口への蓋設置へと進展。2026年は実証路線や「クレカ乗車」を中野、永福町、桜ヶ丘へ拡大し、12月に全エリアへ展開予定です。2027年1月には実証運行を全エリアに拡大し、11月に現金取り扱い終了を予定しています(一部のコミュニティバスを除く)。同社は完全キャッシュレスバス推進協議会にも参画し、全国での実証で確認された現金利用率の低下やドライバー負担減の効果を踏まえ、将来にわたる安定的な路線維持と利便性向上を図る考えです。
詳しくは「京王電鉄バス株式会社」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部




















