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東芝エネルギーシステムズ、インフラ設備向けの点検サービスの技術開発に着手

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 東芝エネルギーシステムズは2021年8月10日、東光鉄工と共同でインフラ設備向けの点検サービスの技術開発を進めることを発表しました。ドローンを活用し、再エネ設備や送電線、工場での発電設備などの設備を点検できるようにします。2021年10月から本格的に開発を開始し、システム開発や実証試験を行った上で、2023年度末までの事業化を目指します。

 送電網などのインフラは、山間部や洋上などのアクセスの悪い地域に設置されるケースが少なくありません。そのため、点検の作業効率が悪い、コストがかかるなどの課題があり、ドローンによる点検のニーズが高まっています。両社はこうした課題解消を目指します。遠隔から自動で設備点検を行うドローンを用いたサービスを開発し、まずは秋田県で計画される洋上風力発電設備での適用をはじめとした事業化を検討します。  東芝エネルギーシステムズは、ドローンを用いたインフラ設備の点検について開発を進めます。2019年にプラント施設向けに、ドローンの最適な飛行ルートの事前生成と画像認識技術を組み合わせ、劣化箇所の把握などの点検を効率的かつ高精度に行う点検技術を開発しました。こうした技術に加え、従来の目視での点検で培ったノウハウを生かし、効率的なインフラ設備点検の事業化に向けた動きを加速させます。  一方の東光鉄工は、すでに農薬散布用ドローンの開発・製造や各種空撮サービス、および教習サービスを事業化しています。最近では「国土強靭化計画」に基づき、防・減災を目的とした災害現場での活用を想定した、防塵防水・耐風性能に優れたドローンを開発・製造しています。今回、事業拡大のため、他の用途でドローンを活用を進めます。  両社はそれぞれの強みを生かし、防水・耐風性能の高いドローン機体に高精度の飛行制御技術やAIを活用した画像診断技術などを適用します。インフラ設備点検の自動化・遠隔化を実現するドローン開発を共同で行い、効率的かつ信頼性の高い点検サービスの開発を進めます。両社は新たな点検サービスを通じ、日本のカーボンニュートラル、インフラ強靭化の実現、洋上風力発電設備に関する国内サプライチェーンの構築に貢献していく考えです。

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