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50m超の水路点検にドローン導入、映像を3Dデータ化して耐震補強工事の調査に活用

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東急建設は、施設の点検にドローンを導入します。人が立ち入りにくい場所をドローンで撮影し、映像をもとに現状把握や工事計画を立案できるようにします。ドローンを使った点検サービスを提供するLiberawareが2024年1月9日、発表しました。

東急建設は現在、下水や雨水を浄化する施設の耐震補強工事を請け負っています。施設内には長さ50~60メートルほどの水路があり、将来発生することが予測される大地震に備えた補強を実施する予定です。

しかし、水路には土砂が堆積。有毒ガスが発生する恐れがあることから、人が立ち入って点検するのが難しい状況です。汚泥の量がどれくらいなのか分からないことから、具体的な工事計画を立てられない点も課題となっていました。

そこで同社は、水路点検にドローンの導入を決定。Liberawareが提供する産業用小型ドローン「IBIS(アイビス)」を採用しました。屋内で安定飛行できる点、L時に曲がった狭い水路も点検できる点などを評価しました。

「IBIS」は、Liberawareが開発した国産ドローン。機体は直径20cm、重量243gと小型・軽量が特徴で、一般的なドローンでは入り込めない屋内・狭小空間で飛行できる点を強みにします。高感度カメラを搭載し、飛行しながら映像を記録する用途にも向きます。

図1:産業用小型ドローン「IBIS2(アイビスツー)」(出典:Liberaware)

実際の点検では具体的に、IBIS搭載カメラを使って水路を撮影。映像をもとに3Dデータを作成します。これにより、水路の全容を把握するとともに、汚泥がどれくらい堆積しているのかも測定できるようにしました。

なお東急建設は現在、土木や建築の現場にドローンを試験導入しています。今回のドローン導入もその一環で、同社は今後、耐震補強工事を始めとする同様の工事でIBISが活躍すると見込んでいます。

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株式会社Liberaware


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