千葉商科大学のサービス創造学部・横山ゼミでは、「データ活用」を研究テーマにIT人材の育成を目指しています。そこでITを活用するための手法を学ぶことを打ち出すものの、データ活用のアイデアを出すまでしか学習できずにいます。学生が実際にデータを活用し、課題を見つけて対処するといった体験が不足しているのが課題でした。
そこで、ゼミの時間内でも学生が使いこなせるデータ活用ツールの導入を検討。ITの専門知識を持たない学生でも扱えるという理由で、ノーコードでアプリを開発できる「Platio」の導入を決めました。
体験学習では、プログラミング未経験の学生がPlatioを使い、「イベント受付アプリ」をわずか1時間で作成したといいいます。チケットを電子化してQRコードを読み取るだけの操作で、イベント参加者約100名のスムーズな受付を実現しました。紙チケットの全廃により印刷費や配送コストも削減。実際のイベントで活用するアプリを作成から運用まで実践したことで、課題の抽出や業務改善の提案などの学びにつながりました。
アステリアでは小・中学校の義務教育や高校でのプログラミング必修化を受け、教育機関でのIT人材育成にも貢献していく考えです。