メジャーリーグで投打二刀流の活躍を続ける大谷翔平選手。中でもホームラン数はリーグトップの25本(6月26日時点)を記録するなど、タイトル獲得も現実味を帯びています。では、最終的に何本打つのか。そこで今回、今話題の「ChatGPT」を使い、大谷翔平選手の今シーズンの本塁打数を予測してみました。
では、このまま走り続けたとき、大谷翔平選手は何本のホームランを打つのでしょうか。そこで今回、どんな質問にも適切な答えを出してくれるAI「ChatGPT」を使い、大谷翔平選手のシーズン本塁打数を聞いてみました。
まず、無料版のChatGPTを使い、「大谷翔平選手は今年何本のホームランを打ちますか」と単純に質問しました。すると、「2021年9月までの情報しか持っていないため、最新のニュースやスポーツメディアをチェックすることをおすすめします」との主旨の回答が返ってきました。具体的な本数を予測することはありませんでした。
そこで次に、マイクロソフトの検索エンジン「Bing」のAIチャットを使ってみました。BingのAIチャットは、最新情報に基づく答えをはじき出してくれるのが特徴です。
先程と同様、「大谷翔平選手は今年何本のホームランを打ちますか」と聞いてみました。すると、答えは「まだわかりません」でした。2021年シーズンに46本のホームランを打ったことは引用として紹介したものの、肝心の今年シーズンのホームラン数を具体的に提示することはありませんでした。
そもそも質問の仕方が悪いのか。そこで聞き方やツールを変え、ホームラン数を答えてもらうようにしました。しかし、AIは「今年も多くのホームランを打つ可能性があります」、「野球は予測が難しいスポーツであり、誰も正確に予測することはできません」と、なかなか予測してくれません。
そんな中、「『大谷翔平選手は今年何本のホームランを打つのか? ChatGPTに聞いてみた』というタイトルで記事を書いてください。」と、無料版ChatGPTに聞いてみました。すると思いもよらない回答を示してくれました。
回答の中に、「予想結果は、大谷翔平選手が今年のシーズンで約45本のホームランを打つというものでした」という記述があったのです。ChatGPTに直接予測させようとしても答えませんが、記事を作るよう質問をすると、記事の中で予測を盛り込んでくれたのです。
この回答の傾向は、他の分野でも再現するのでしょうか。試しに、照ノ富士の今年の優勝回数をChatGPTに聞いてみました。単純な質問の仕方では「お答えすることができません」との回答で、優勝回数を予測しません。しかし、「『照ノ富士は今年何回優勝するのか? ChatGPTに聞いてみた』というタイトルで記事を書いてください。」と聞くと、「今年3回の優勝を果たす可能性が高いと思います」と回答しました。ホームラン数を聞いたときと同じく、記事を書くよう質問すると、その中で予測してくれたのです。
間接的な方法ながら、ChatGPTは大谷翔平選手の今シーズンのホームラン数を「約45本」と予想しました。予測は果たして当たるのか。残りのシーズンの大谷翔平選手の活躍に期待です。