AWS(アマゾン ウェブ サービス)の技術支援サービスを提供するクラスメソッドは2022年8月16日、最新版のAWS利用動向を発表しました。同社のAWS総合支援サービス登録アカウントへの請求情報に基づき、2017年1月から2022年3月までのAWS利用状況について利用サービス別分析およびランキングを発表したものです。
調査の概要は、以下の通りです。
・対象期間:2017年1月1日~2022年03月31日
・集計対象:AWS総合支援「クラスメソッドメンバーズ」請求代行サービス利用額
・発表項目:AWSサービスカテゴリ別利用費推移、カテゴリ別ランキング、2020年4月の緊急事態宣言後に利用急増したサービス分析 など
・発表者:クラスメソッド株式会社 なおこの調査は、半期ごとに最新版が発表されています。今回、以下の調査結果が発表されました。 ●サービスカテゴリ別 利用額ランキング
●利用サービスカテゴリ比率の推移
●AWSサービスカテゴリ別 利用費の推移
●業種別 利用AWSサービス比較 以下に、それぞれの調査結果を説明します。 ●サービスカテゴリ別 利用額ランキング
発表日現在AWSでは、21カテゴリ200種類以上のサービスが提供されています。今回発表された、2021年下半期の「サービスカテゴリ別利用費ランキング」上位10件は、次の図の通りです。
・集計対象:AWS総合支援「クラスメソッドメンバーズ」請求代行サービス利用額
・発表項目:AWSサービスカテゴリ別利用費推移、カテゴリ別ランキング、2020年4月の緊急事態宣言後に利用急増したサービス分析 など
・発表者:クラスメソッド株式会社 なおこの調査は、半期ごとに最新版が発表されています。今回、以下の調査結果が発表されました。 ●サービスカテゴリ別 利用額ランキング
●利用サービスカテゴリ比率の推移
●AWSサービスカテゴリ別 利用費の推移
●業種別 利用AWSサービス比較 以下に、それぞれの調査結果を説明します。 ●サービスカテゴリ別 利用額ランキング
発表日現在AWSでは、21カテゴリ200種類以上のサービスが提供されています。今回発表された、2021年下半期の「サービスカテゴリ別利用費ランキング」上位10件は、次の図の通りです。
via classmethod.jp
上位3つは、以下のサービスカテゴリとなっています。
・1位:コンピューティング
・2位:データベース
・3位:ネットワーキングとコンテンツ配信 また、以下の結果が注目されています。 ・2021年上半期との比較では、「エンドユーザーコンピューティング」と「管理とガバナンス」の順位に入れ替わりがありました。
・「エンドユーザーコンピューティング」の利用額も増加し続けているものの、成長率において「管理とガバナンス」がわずかに上回る結果となりました。
・7位「エンドユーザーコンピューティング」は、コロナ禍におけるテレワークへの対応ニーズにより、2020年1Qから増加し続けてきました。2022年1Qにおいても利用額は成長を続けており、テレワークが定着してきたことがうかがえます。
・6位「管理とガバナンス」はAWSのリソース管理を目的としたサービス群です。使用するアカウント数やサービスが増えるにつれて欠かせない機能を提供しています。AWSのコスト最適化やリスク管理などを目的としており、AWS活用がさらに進んできていることを示しています。 ●利用サービスカテゴリ比率の推移
「利用サービスカテゴリ比率」としては、以下の2つが全体の利用費の70%近くを占めています。 ・「コンピューティング」
・「データベース」 ただし、徐々に他のサービスカテゴリが比率を高めてきているとのことです。
・2位:データベース
・3位:ネットワーキングとコンテンツ配信 また、以下の結果が注目されています。 ・2021年上半期との比較では、「エンドユーザーコンピューティング」と「管理とガバナンス」の順位に入れ替わりがありました。
・「エンドユーザーコンピューティング」の利用額も増加し続けているものの、成長率において「管理とガバナンス」がわずかに上回る結果となりました。
・7位「エンドユーザーコンピューティング」は、コロナ禍におけるテレワークへの対応ニーズにより、2020年1Qから増加し続けてきました。2022年1Qにおいても利用額は成長を続けており、テレワークが定着してきたことがうかがえます。
・6位「管理とガバナンス」はAWSのリソース管理を目的としたサービス群です。使用するアカウント数やサービスが増えるにつれて欠かせない機能を提供しています。AWSのコスト最適化やリスク管理などを目的としており、AWS活用がさらに進んできていることを示しています。 ●利用サービスカテゴリ比率の推移
「利用サービスカテゴリ比率」としては、以下の2つが全体の利用費の70%近くを占めています。 ・「コンピューティング」
・「データベース」 ただし、徐々に他のサービスカテゴリが比率を高めてきているとのことです。
via classmethod.jp
以下が分析されています。
・「コンピューティング」はオンプレミスサーバーをクラウドに移行し、アプリケーション実行させる上で基本的なサービスカテゴリです。
・しかし近年は、コストや運用面で効率のよいサーバーレス構成を採用したり、開発効率の高い「コンテナ」を使用するケースも増えています。
・また、全体に対する割合としては小さいですが、「セキュリティ、ID、およびコンプライアンス」「管理とガバナンス」も徐々に比率を高めています。
・これはユーザー企業の各種システムについて、オンプレミスからAWSへの移行(マイグレーション)が進みつつあることや、クラウドネイティブなセキュリティ対策が広まってきていることを示しています。 ●AWSサービスカテゴリ別 利用費の推移
今回、利用費総額で1〜9位のサービスカテゴリに関して、2017年1月から2022年3月までの成長率比較も行いました。その結果は次の図の通りです。
・しかし近年は、コストや運用面で効率のよいサーバーレス構成を採用したり、開発効率の高い「コンテナ」を使用するケースも増えています。
・また、全体に対する割合としては小さいですが、「セキュリティ、ID、およびコンプライアンス」「管理とガバナンス」も徐々に比率を高めています。
・これはユーザー企業の各種システムについて、オンプレミスからAWSへの移行(マイグレーション)が進みつつあることや、クラウドネイティブなセキュリティ対策が広まってきていることを示しています。 ●AWSサービスカテゴリ別 利用費の推移
今回、利用費総額で1〜9位のサービスカテゴリに関して、2017年1月から2022年3月までの成長率比較も行いました。その結果は次の図の通りです。
via classmethod.jp
*各サービスカテゴリと総額について、2017年1Q(1月〜3月)の利用額を1とする成長率に基づきグラフを作成しています。
*全サービスカテゴリを比較しやすくするため、縦軸を最大値1000の対数に統一して表示しています。 各サービスカテゴリの利用費比率を総額と比較することにより、カテゴリごとの特徴が分かります。以下が分析されています。 ・全体的にいずれのサービスも増加傾向ですが、近年の傾向として特にコンテナの急伸が目立ちます。
・新型コロナウイルス感染症によるテレワークの広がりによって成長が促されたとみられる「エンドユーザーコンピューティング」と「ネットワーキングとコンテンツ配信」は、引き続き利用増の傾向にあります。
・「管理とガバナンス」、「セキュリティ、ID、およびコンプライアンス」も成長を続けており、DXや内製化へ取り組む企業の増加と、同時にセキュリティへの関心の高まりを示唆するものです。 ●業種別 利用AWSサービス比較
最後に、主要なAWSサービスカテゴリについて、「業種」ごとの利用状況の比較を行った結果が以下の図です。
*全サービスカテゴリを比較しやすくするため、縦軸を最大値1000の対数に統一して表示しています。 各サービスカテゴリの利用費比率を総額と比較することにより、カテゴリごとの特徴が分かります。以下が分析されています。 ・全体的にいずれのサービスも増加傾向ですが、近年の傾向として特にコンテナの急伸が目立ちます。
・新型コロナウイルス感染症によるテレワークの広がりによって成長が促されたとみられる「エンドユーザーコンピューティング」と「ネットワーキングとコンテンツ配信」は、引き続き利用増の傾向にあります。
・「管理とガバナンス」、「セキュリティ、ID、およびコンプライアンス」も成長を続けており、DXや内製化へ取り組む企業の増加と、同時にセキュリティへの関心の高まりを示唆するものです。 ●業種別 利用AWSサービス比較
最後に、主要なAWSサービスカテゴリについて、「業種」ごとの利用状況の比較を行った結果が以下の図です。
via classmethod.jp
全体の傾向は、2020年と大きく違っていないといいます。しかし、いずれの業界でも「エンドユーザーコンピューティング」の導入が広がり、セキュリティ関連の利用も増加しているとのことです。
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