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シャープがNTTドコモと協業、エアコンなどの家庭用機器を制御するエネルギーマネジメントシステム構築に向けた実証実験開始

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シャープは、NTTドコモと共同で、家庭内の機器をデマンドレスポンス(DR)制御するエネルギーマネジメントシステムの構築に向けて協業を開始しました。この協業は、NTTドコモが提供する電力サービス「ドコモでんき」において、家庭内のさまざまな機器を遠隔で制御する実証実験を実施することに合意したものです。

シャープは、自社のAIoT家電の省電力制御技術を基に、自社以外のECHONET Lite対応製品を含めた家庭内の多様な機器を省電力かつDR制御する新しい省電力遠隔制御プラットフォームの開発を進めています。一方、NTTドコモは「ドコモでんき」サービスを開始した2022年度よりDRの取り組みを拡大し、本年3月からは「ドコモでんき自動エコモード」を提供しています。

今回の協業により、両社は互いの技術とサービスを融合し、家庭内の機器を省電力制御しながら自動的にDR制御する新たなエネルギーマネジメントシステムの構築を目指します。その初めのステップとして、2024年7月1日から、両社の従業員を対象に、自宅で使用するエアコンを用いた実証実験を実施します。

この実証実験では、参加者の行動や天候に応じた省電力制御に加え、NTTドコモが電力供給状況に基づいて設定する節電対象時間帯に、シャープの省電力遠隔制御プラットフォームを通じてエアコンの設定温度を遠隔で調整します。設定温度の調整後、参加者が温度を元に戻したかどうかなどを分析し、各世帯の運転状況を学習して快適性を保ちながらDR制御の実現性や課題を検証します。また、DR制御による節電効果や電気代の削減効果も確認します。

シャープとNTTドコモは、この実証実験で得られた知見を活かし、「ドコモでんき」での新しいDRサービスの創出や、制御対象をエアコン以外の住宅設備機器や蓄電池などにも拡大することを目指します。これにより、快適性を損なわないDR制御を実現し、カーボンニュートラル社会の発展に貢献していきます。

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シャープ株式会社
https://jp.sharp/


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