日立ソリューションズは2021年8月2日、オフィスの効率的な運用を支援するサービス「Condeco(コンデコ)」を発表しました。密を避けた座席配置や出社率のコントロール、稼働分析によるオフィススペースの利用効率化を支援します。同年8月3日より提供を開始します。
Condecoは、オフィス内のフリーアドレスの座席や会議室、ロッカーや駐車場などの利用を予約する機能を備えます。事前に予約可能な座席数や座席の配置を設定しておくことで、同時間帯の出社率が高くないか、社内で密になってないかなどの状況を把握できます。出社率を可視化するほか、会議室などの共用スペースの稼働状況も把握でき、共用スペースの増設が必要かなどの検討用資料としても使えます。なお、スマートフォンを使って座席などを予約することも可能。座席利用時には自動チェックインにより、利用時間を正確に計測することも可能です。
APIを使って他の外部システムとの連携も可能です。例えば勤怠管理システムと連携すれば、オフィスの座席を利用した時間を出退勤時間として登録できるようになります。従業員が任意の時間を打刻することなく、客観的なエビデンスに基づく労働時間管理が可能です。
また、利用する設備などに利用料を設定することもできます。例えば駐車場利用時に社内で課金する場合、利用時間に基づく料金を算出することが可能です。
なお同社は、Condecoを提供するCondeco Group Ltd.と販売代理店契約を締結し、国内向けにCondecoを提供します。Condecoは世界2000社以上で利用され、日本語を含む7カ国語に対応しています。
日立ソリューションズは、本サービスをビルや施設などの設備の効率化でスマートビルディングを実現するソリューションのラインナップに追加します。今後は設備の有効利用やオフィススペースの最適化、ソーシャルディスタンスへの取り組みを推進する企業のDXを支援していきます。