アイリスオーヤマの新型清掃ロボット「JILBY」に、ugo株式会社の「ugo Platform」をベースとしたAIロボティクスプラットフォームが採用されました。NTTビジネスソリューションズとのOEM契約を経た技術連携が、現場の運用をどう変えるのか注目です。
ugo Platform導入の狙いと機能概要
ugo株式会社が提供する「ugo Platform」は、クラウド上でロボットの開発・導入・運用・保守を一元管理する統合プラットフォームです。ノーコードによる業務フロー自動化や地図・動作設定、レポートや通知の遠隔操作が可能で、現場の省人化と運用効率化を目指しています。今回、アイリスオーヤマの清掃ロボット「JILBY」に同プラットフォームをベースとした「AIロボティクスプラットフォーム」が採用され、実稼働でのデータ利活用が見込まれます。
同プラットフォームは「AIエージェント」を実装しています。タブレットやスマートフォンを通じてテキストや音声で双方向コミュニケーションが可能になり、ユーザーとロボットの接点が強化されます。加えて、蓄積した清掃データをAIが学習して、最適な清掃ルートや頻度、時間帯を提案する機能が盛り込まれています。これにより、現場での判断や設定作業をAIが支援し、運用負荷の軽減を図ります。
ugoは2025年10月27日にNTTビジネスソリューションズ株式会社とOEM契約を締結し、事業化を発表しています。今回の採用はその協業による提供開始後の実装例として位置づけられます。ugoの事業基盤には、東京都千代田区東神田に本社を置くugo株式会社(代表取締役CEO:松井 健)があり、同社はロボットの統合管理とRaaSフレームワークの開発・提供を進めています。
発表資料によれば、プラットフォームは模倣学習や自律学習の仕組みを備え、複数ロボットの統合管理を見据えた拡張性を重視しています。アイリスオーヤマ側では、JILBYと連携することで清掃業務のデータ駆動化を進め、運用の高度化を図る狙いが示されています。
詳しくはugo株式会社の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部






















