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完全自動運転の無人タクシーを使った実証実験開始、2027年には都内全域でのサービス提供目指す

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ティアフォーは2024年5月20日、ドライバーのいない自動運転タクシーを使った実証実験を都内で開始すると発表しました。お台場にある複数拠点間を自動運転タクシーで行き来できるようにします。2024年11月からの事業化を目指し、2027年には都内全域でのサービス提供を見据えます。

ティアフォーが今回発表した実証実験は、自動運転技術を使った無人タクシーによる移動サービスを提供するというもの。タクシーの配車が困難な時間帯や経路を対象に、ドライバーのいない自動運転によるロボットタクシーを運用します。

実証実験で使用するロボットタクシー(出典:ティアフォー)

同社は自動運転用のオープンソースソフトウエアを開発しており、今回のロボットタクシーにも同社のソフトウエアや自動運転の手本となるリファレンスデザインを採用します。これら技術を用いることで、ロボットタクシーは交通量の多い場所でも十分運行できる水準を備えるといいます。なお、実証実験で運用するロボットタクシーは、5段階ある自動運転レベルの「レベル4」に相当します。ドライバーの対応なしに自動運転システムが完全に運転するレベルとなります。

実証実験はすでに開始しており、お台場エリアの複数の拠点でロボットタクシーが運行中です。

なお同社によると、バス向けに設計したリファレンスデザインを採用する車両は、全国各地の自治体や公共交通機関にすでに導入されているといいます。工場内の自動搬送ソリューションとして、カート向けのリファレンスデザインを採用した無人車両もすでに運用されています。

同社は今後、お台場エリアでの実証実験を進めつつ、2024年11月からの事業化を目指して交通事業者との協議も進める考えです。2025年にはお台場を含む都内3カ所で、さらに2027年には都内全域でのサービス提供を目指します。サービス拡大を見据え、新型車両の開発と市場投入も順次図っていきます。

関連リンク
株式会社ティアフォー
https://tier4.jp/




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