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スタートアップへの就職を希望する学生に人気の業種は? 調査では不人気業種も明らかに

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ペンマークは2023年6月20日、スタートアップに関する調査結果を発表しました。大学卒業後の進路に起業やスタートアップを希望する大学生など1397人を対象に、スタートアップの希望職種や希望することなどを聞いています。

 スタートアップ企業の中でどの業種を希望しているかを聞いた結果が図1です。
図1:スタートアップの中で、どの業種を志望していますか...

図1:スタートアップの中で、どの業種を志望していますか?(複数回答可)

 1位は「EdTech」で12.0%、2位は「まだ決めていない」で10.4%、3位は「HRTech」で8.4%でした。

「EdTech」と回答した学生の多くが、同時に「メタバース」も選択していました。オンライン学習や遠隔授業など、オンライン教育に対する需要が増加したことから、今後のマーケット拡大を見込める点を評価したと推察されます。オンライン教育が普及し、実際にサービスに触れることで課題を感じたり、サービスのクオリティを改善したりできると考えたという声もありました。

EdTechと回答した学生の主なコメントは次の通りです。
・大学時代、思っていた大学生活とはいかず、コロナ禍で旅や留学にも行けず時間を持て余していた。大学では学べない分野から何か吸収したい!と”Schoo”や”スタディサプリ”などのアプリを使って勉強していた。その中で、教育×IT(アプリ)の領域に興味を持つようになった。
・就活中の周りの友人は、元々出版社に興味を持っていた層が、紙の教材ではなくアプリ教材へと流れている印象がある。大学1年生では、高校からタブレット学習が導入されていたり、小学生はタブレットで課題を送信してリアルタイムで先生が集計しているなど、教育業界は過渡期に入っていると感じ、将来性を感じている。

いつからスタートアップを就職先として意識し始めたのかを聞いた結果が図2です。

図2:【学年別】いつからスタートアップを就職先の1つと...

図2:【学年別】いつからスタートアップを就職先の1つとして意識しましたか?

 スタートアップへの就職を意識し始めた時期は、「1年次」と「3年次」が32.1%で同率1位でした。次いで、「2年次」(25.4%)でした。

「1年次」と回答した学生の主なコメントは次の通りです。
・2年生のときに、理科大発スタートアップでインターンをしたことがきっかけ。
・大学1年生のときに、新入生ガイダンスの中で大学の4年間のスケジュール(履修や留学、就活の計画等)を作る企画があった。そこで、一度就職を意識し、同時にスタートアップにも関心を持つようになった。
・大学で事業プランを練ってプレゼンする『アントレプレナーシップ』講義があった。そこで「起業家精神が大事」だと学び、意識するようになった。実際に就動を始めてからも「起業家精神」が大事だという話はよく聞く。
・大学でスタートアップの人事を招いた特別講義に参加した。

スタートアップに期待することを聞いた結果が図3です。

図3:大企業・中小企業と比較し、スタートアップに期待す...

図3:大企業・中小企業と比較し、スタートアップに期待することはなんですか?(複数回答)

 1位は「挑戦できる環境」で64.8%でした。「自由な働き方」(61.7%)、「早期キャリア形成」(40.4%)が続きます。

調査を実施したペンマークは、新型コロナウイルスの影響で外出制限が生じ、新たな学生生活を開始した状況から、「何か行動を起こさなければ」という意識が強まり、スタートアップに対する関心が高まったと分析します。1年生や2年生の段階からスタートアップ企業のインターンに積極的に参加するなど、新たな挑戦への機会を求める学生の姿も見受けられたといいます。

スタートアップに関する情報をどのように収集しているかを聞いた結果が図4です。

図4:スタートアップに関する情報収集をどのように行って...

図4:スタートアップに関する情報収集をどのように行っていますか?(複数回答)

 1位は「Twitter」で48.2%、2位は「就活サイト」で39.9%、3位は「企業HP」で35.2%でした。ペンマークは、特にZ世代の学生にとってTwitterが情報収集ツールとして重要な役割を果たしていると分析します。

特にスタートアップ企業の場合は、Twitterを積極的に活用しています。企業の広報担当者や社員のアカウントからリアルタイムで発信される情報は、企業の働き方や文化を理解する上で貴重な資源となっているといいます。これらの結果を踏まえると、スタートアップの採用活動では学生が自ら検索し、訪れる就活サイトや企業ホームページだけでなく、Twitterを通じて働き方や企業文化に関する情報を発信することが、企業のカルチャーを伝える上で効果的であると、ペンマークは考察しています。

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