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バカン、都内のトイレ空き状況などをリアルタイムに可視化するサービス

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場所の「空き」や「混雑」情報を活用したDXサービスを提供するスタートアップ企業のバカンは、2022年8月17日、東京都が主催する「東京データプラットフォーム ケーススタディ事業」に採択されたことを発表しました。同社は、トイレの位置や設備、満空情報を可視化する「トイレマップ事業」の取り組みを、2022年11月1日(予定)より開始します。

 東京都では、デジタルで東京の魅力を高める「スマート東京」の実現を目指しています。そして、行政や民間の持つデータの流通基盤として、「東京データプラットフォーム(TDPF)」の構築に着手しています。  「東京データプラットフォーム ケーススタディ事業」では、TDPFのケーススタディとなるプロジェクトを実施します。同事業を通じ、データ利活用のさらなる促進を目指し、TDPFの継続利用につながる取り組みを実施していきます。  今回、バカンの提供する「TOKYOトイレマップ」の取り組みは、同ケーススタディ事業において実施される、3つのプロジェクトのうちの1つに採択されました。  同取り組みの概要は、以下の通りです。
TOKYOトイレマップ
目的 施設系データの集約と利活用
実施概要 パブリックな施設(行政/民間)のトイレ設備情報をベースに、バリアフリートイレなど、混雑情報のニーズが高いものについては、センサー活用でリアルタイムの混雑情報を付加して発信。さらに利用ユーザー自身が、トイレ情報を更新したり、リアクションを発信できる仕組みを構築します。
プロジェクト事業者 株式会社バカン
 同取り組みでは、トイレの位置や満空・設備情報を地図上で見られる「トイレマップ」を構築します。誰もが手元のスマートフォンなどから手軽に確認できることで、トイレに困らない社会の実現を目的とするものです。  今回のケーススタディ事業では、東京都が持つ以下のデータなどとの組み合わせにより、東京都渋谷区の「トイレマップ」が構築される予定です。 ・渋谷区のパブリックな施設や商業施設のトイレ設備データ
・同社が設置するセンサーから取得されるデータ
・利用者が入力するデータ
図1:「TOKYOトイレマップ」サービスイメージ

図1:「TOKYOトイレマップ」サービスイメージ

 トイレマップの構築により、以下のようなことが可能になります。 ・車椅子の利用者が手すりのあるトイレを探す
・子供連れの利用者がおむつ台のあるトイレを探す  同社が全国のトイレへのサービス導入で得たノウハウや、同社独自の特許技術なども活用されます。それにより、旅行者や高齢者、障害者などを含め多様な利用者が安心かつ快適に利用できるトイレ環境のためのトイレマップ構築を目指します。  特にバリアフリートイレなど、満空情報のニーズが高い場所については、以下のサービスを活用することで、リアルタイムの混雑情報を検知し発信します。 ・トイレ向け空き情報可視化IoTサービス「VACAN Throne(バカン スローン)」
トイレ向け空き情報可視化IoTサービス「VACAN Throne」
概要 ・手のひらに収まる程度のセンサーを場所を比較的選ばず簡単に設置できます。
・トイレの空き情報をリアルタイムに可視化できます。
・検知した情報の配信も、デジタルサイネージやWebサイト、アプリなど柔軟に対応が可能です。
・取得したトイレの使用データを活用することで、清掃といったトイレ作業の効率性の向上も期待できます。
図2:「VACAN Throne」トイレの空き状況可視...

図2:「VACAN Throne」トイレの空き状況可視化の仕組みイメージ

 さらに、利用ユーザー自身でも、トイレの設備情報などを更新できる仕組みを構築します。そのため、自治体・企業・住民がサービスの改善、向上に参加できます。それにより、機能が継続的にアップデートされる仕様となっています。また、ユーザー参加型にすることで、以下のような効果も期待できます。 ・設備情報の正確性の維持
・パブリックトイレの「自分ごと」化を促す
・「他の利用者への思いやり」による快適なトイレ環境の実現  同社では今回の取り組みにおいて、渋谷区をモデルケースにトイレマップを推進することで、あらゆる人にとって過ごしやすい都市環境の実現を目指します。 関連リンク
株式会社バカン
「東京データプラットフォーム ケーススタディ事業」
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