東急不動産とHashPaletteは2022年11月24日、開始時刻前にリフトに乗れるアーリーエントリー権をNFTで販売すると発表しました。通常のリフト券より15分早く利用できる特典を、NFTを使って提供します。北海道倶知安町所在のスキー場「ニセコ東急 グラン・ヒラフ」で12月1日より販売を開始しました。
東急不動産とHashPaletteが提供するNFTは、スキー場のリフトを15分早く利用できるアーリーエントリー権を備えたもの。NFTを購入したスキー場利用者は、リフトの開場時刻より15分早く入場し、誰よりも早くスキー場を楽しむことができます。NFTにはそのほか、さまざまなサービスや特典を与えることも検討しているといいます。
NFTは、HashPaletteが運営するNFTマーケットプレイス「PLT Place」で販売します。デポジット式の抽選販売で、支払い後に抽選に外れた場合は全額を返金します。利用料金は5000円です。なお、リフト代は利用料金に含みません。
今回のNFT販売は、東急不動産とHashPaletteによる実証実験です。両社は今回の実証実験を皮切りに、リアルな体験価値とNFTを結びつけた新しい体験価値を提供できるようにする考えです。NFTを活用した日本の観光資源と不動産の価値向上にも取り組みます。
あわせて読みたい編集部オススメ記事
スタディメーター、卒業や資格取得などの証明や経歴、経験をNFTで可視化するサービス – DXマガジン

スタディメーターは2022年11月15日、さまざまな証明情報をNFTとして発行するシステム「Q」を発表しました。学歴や資格取得証明のほか、講座の受講歴やボランティアの参加歴などをブロックチェーンに記録します。個人の経歴や経験をNFTを使って可視化します。
大阪府太子町と京都府長岡京市がふるさと納税の返礼品にNFTを採用、1点もののNFTアートを提供 – DXマガジン

大阪府太子町と京都府長岡京市は、ふるさと納税の返礼品としてNFTを利用します。寄付金額3万円につき、一点しかないNFTを提供します。NFTの採用を支援するあるやうむが2022年11月11日、発表しました。