YE DIGITAL(2019年に安川情報システムから名称変更)は2021年11月25日、物流倉庫の自動化促進に特化したWES(倉庫実行システム)、「MMLogiStation」の提供を開始すると発表しました。WESは、物流現場の自動化設備の連携や、作業管理に特化したシステムです。従来のWMS(倉庫管理システム)が担当していたそれらの業務をWESに分離することで、各システムの役割がシンプルになります。そして、自動化設備の導入や、作業手順の変更など、業務の変化にスピーディに対応することが可能となります。倉庫自動化システム「MMLogiStation」は、同日より提供開始します。
WES(Warehouse Execution System:倉庫実行システム)とは、従来のWMS(Warehouse Management System:倉庫管理システム)と自動化設備の制御を行うWCS(Warehouse Control System倉庫制御システム)の間に位置するシステムです。WESは、物流現場の自動化設備連携・作業管理に特化しています。WESを活用することで、自動化設備の導入や、作業手順の変更など、業務の変化に迅速に対応可能となります。
今回、YE DIGITALが提供する倉庫自動化システム「MMLogiStation」は、自動化設備の導入に加え、人や機器といった倉庫内のオペレーション全体の最適化を支援するWESです。各メーカーとの協業により、主要な自動化設備を制御するWCSとのインターフェースを「プラグイン」として標準搭載しています。それにより、設備導入時には、迅速に追加を行うことが可能です。リリース時現在、下記ロボットメーカーの自動化設備の販売を含めて取り扱っています。
・ZMP:物流支援ロボット「CarriRo(キャリロ)」シリーズ(ZMPの自動運転技術を活用し、倉庫・工場などでの搬送シーンを無人化するための汎用的ソリューション)
・匠:自律搬送ロボット「TiTra(ティトラ)」シリーズ(ユーザーの用途・要望に合わせてフルカスタマイズが可能な、自律型の搬送ロボット) MMLogiStationの主な特徴として、以下が挙げられています。 ●主要な自動化設備の追加はプラグインで簡単・スピーディに
メーカーを問わず、主要な自動化設備の連携用の作業パーツを、「作業オペレーションデザイナ」上で使用できるプラグインとして提供します。自動化設備メーカーとの協業により、WCSのラインアップが提供されます。利用する際には別途、年間メンテナンスサービスへの加入が必要です。 ●倉庫内すべてのオペレーションを管理・制御
作業オペレーションを、細かい作業パーツとして提供します。「作業オペレーションデザイナ」上でこれらの作業パーツを並べることで、業務手順の確認を行うことができます。それと同時に、自動化設備や、機器を用いた人の作業といったすべてのオペレーションを、管理・制御可能なWESシステムを生成可能です。 作業フローの制作および変更は、YE DIGITALが実施します。顧客企業からヒアリングした作業オペレーションに基づいて、同社が作業フローを作成し、WESシステムを生成・導入します。また、作業フローは、同社独自の物流業務に関する作業モデル(特許出願中)に基づいて定義します。 ●ダッシュボードで物流KPI(重要業績評価指標)を可視化
自動化設備と人の作業を合わせた稼働データを収集し、人時生産性などの倉庫全体の生産性を可視化します。
・匠:自律搬送ロボット「TiTra(ティトラ)」シリーズ(ユーザーの用途・要望に合わせてフルカスタマイズが可能な、自律型の搬送ロボット) MMLogiStationの主な特徴として、以下が挙げられています。 ●主要な自動化設備の追加はプラグインで簡単・スピーディに
メーカーを問わず、主要な自動化設備の連携用の作業パーツを、「作業オペレーションデザイナ」上で使用できるプラグインとして提供します。自動化設備メーカーとの協業により、WCSのラインアップが提供されます。利用する際には別途、年間メンテナンスサービスへの加入が必要です。 ●倉庫内すべてのオペレーションを管理・制御
作業オペレーションを、細かい作業パーツとして提供します。「作業オペレーションデザイナ」上でこれらの作業パーツを並べることで、業務手順の確認を行うことができます。それと同時に、自動化設備や、機器を用いた人の作業といったすべてのオペレーションを、管理・制御可能なWESシステムを生成可能です。 作業フローの制作および変更は、YE DIGITALが実施します。顧客企業からヒアリングした作業オペレーションに基づいて、同社が作業フローを作成し、WESシステムを生成・導入します。また、作業フローは、同社独自の物流業務に関する作業モデル(特許出願中)に基づいて定義します。 ●ダッシュボードで物流KPI(重要業績評価指標)を可視化
自動化設備と人の作業を合わせた稼働データを収集し、人時生産性などの倉庫全体の生産性を可視化します。
YE DIGITALは、DXによる新たな社会づくりを推進しています。今後、協業パートナーを広く募り、メーカーを問わずに「MMLogiStation」とシームレスに連携可能な自動化設備も含めて販売を行っていきます。また、デジタルツイン・シミュレーション機能の強化を進め、導入診断サービスなどの提供の検討も進めていきます。