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三菱オートリース、約350もの“紙業務”をデジタル化

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三菱オートリースは、紙の書類のやり取りを伴う業務をデジタル化する基盤としてクラウド型DB「SmartDB」を導入しました。約350もの業務で利用する予定です。導入を支援したドリーム・アーツが2021年5月13日、発表しました。

 「SmartDB」は、ワークフロー機能やノーコードで業務アプリを開発する機能などを備えるクラウド型データベース。クラウドに「Microsoft Azure」を採用する大企業向けのシステム基盤です。  三菱オートリースでは、紙の書類を使った各種申請などの業務があったため、テレワーク下でも社員が必要に応じて出社しなければなりませんでした。こうした業務のあり方を見直すとともに、業務をデジタル化するDXも見据え、「SmatrtDB」を導入しました。
図1:「SmartDB」による申請時の画面例

図1:「SmartDB」による申請時の画面例

 まずは総務・経理部門が、紙の書類を伴う業務をデジタル化する目的でSmartDBを利用します。申請に関連する業務をデジタル化し、時間や場所にとらわれることなく、申請から承認までの流れをオンライン上で完結できるようにします。  同社は2021年1月にSmartDBの導入に向けた準備を開始し、同年5月より利用を開始しています。現在は現場の各部門で十数の業務をデジタル化しています。中にはプログラム経験のない現場部門の担当者一人で、1カ月の間に8つの業務をデジタル化した実績もあるそうです。  今後はバックオフィス業務以外のフロント業務にも利用を拡大し、約350の業務をデジタル化する予定です。収集したデータを分析して業務改善に役立てることも視野に入れます。経営戦略の策定などにも役立てる考えです。

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