公益財団法人日本漢字能力検定協会は2026年9月24日、小学生の子どもを持つ全国の保護者1,000人を対象に実施した「国語教育・英語教育に関する意識調査」の結果を発表しました。国語教育と英語教育の両方を重要と考える保護者は83.5%に上り、双方の言語能力を重視する傾向が明らかになりました。
一方で、家庭での学習支援については、英語力育成で40.7%、国語力育成で26.4%が「特に何もしていない」と回答しました。教育への関心の高さと、家庭での実践状況との間にギャップがみられます。
国語教育は90.7%、英語教育は85.2%が重要と回答
調査によると、国語教育を「非常に重要」または「やや重要」と考える保護者は90.7%、英語教育では85.2%でした。両方を重要とする保護者は83.5%で、子どもの学年による大きな違いもみられませんでした。
国語教育に期待する能力では、「読解力・聞く力の向上」と「表現力・コミュニケーション能力の向上」がともに61.0%で最多となりました。
英語教育でも「表現力・コミュニケーション能力の向上」が60.5%で最も多く、次いで「読解力・聞く力の向上」が44.1%でした。両教科とも、情報を理解し、自分の考えを伝える能力が重視されています。
英語教育は40.7%が家庭での取り組みなし、学習支援に課題
家庭での国語力育成では、「問題集・学習アプリの利用」が32.8%、「学習塾・通信教育」が32.3%、「親子の対話・読み聞かせ」が26.8%となりました。
一方、英語力育成では「特に何もしていない」が40.7%で最多となり、「英語塾・通信教育」が28.3%、「問題集・学習アプリの利用」が27.1%と続きました。
また、「国語力の向上が英語学習にも良い影響を与える」と考える保護者は77.0%、「英語力の向上が国語学習にも良い影響を与える」と考える保護者は73.8%でした。
見解として、今回の調査は、保護者が国語と英語の双方を重視する一方、家庭での学習機会の確保には課題があることを示しています。生成AIやデジタル教材の普及が進む中、学習アプリなどを活用して家庭での学びを支える仕組みは、教育DXの重要なテーマとなりそうです。ただし、デジタル教材の利用が学習成果を高めるかどうかは、本調査だけでは判断できません。
レポート/DXマガジン編集部




















