インパクトフィールド株式会社が、お仕事紹介サイト「MediF」登録スタッフを対象に実施した「2026年 GW旅行に関する意識調査」では、大型連休中の旅行を見送る層が8割超に達しました。一方で旅行に出かける層は、目的地でしか得られない体験を重視し、予算や宿泊日数を増やす傾向が確認されています。混雑回避志向と体験価値志向が同時に進む様子が浮き彫りになり、GW商戦に向けた施策の方向性を示す内容です。
8割超が旅行を見送る理由は混雑回避 全世代で傾向が一致

調査では「GWに旅行に行く予定はあるか」という設問に対し、全体の82.2%が「行かない」と回答しました。年代別でも旅行見送りが優勢で、最も割合の低い30代でも74.1%が「行かない」としています。20代では100%が見送りとなり、若年層まで広く慎重な姿勢が見られました。旅行を見送る理由として、全世代で共通して「混雑を避けたいから」が上位に挙がっています。人混みを避け、快適に過ごしたいという意向が強く、例年の混雑を念頭に計画段階から断念する動きがうかがえます。混雑ストレスの回避が第一義となっており、ピーク期の移動や観光に対する負担感が意思決定を左右しています。
世代で異なる見送り要因 若者はタイパ、シニアはコスパと癒し

旅行に行かない理由には、年代特性が表れました。20代から50代では年代が上がるにつれて「仕事や予定の時間があるから」の回答が増え、現役世代の多忙さが背景にあります。効率を重んじる価値観も影響し、時間対効果の観点からピーク期の移動を避ける動きが強まっています。一方で60代以降は「自宅でゆっくり過ごしたいから」や「旅行代金が高いから」の比率が高まりました。物価高の影響を受けながらも、無理をして出掛けるより心身の安らぎを求める傾向が見て取れます。こうした違いは、同じ見送りという選択でも動機が多層であることを示し、計画や提案の切り口にも差が生じます。
旅行に行く層は体験重視 予算と宿泊数は年代が上がるほど増加


旅行に「行く」と回答した層に重視点を尋ねると、全世代で「目的地・観光スポット」が最上位でした。どうしても行きたい場所や、やりたい体験が意思決定の中心にあり、単なる観光ではなく「体験価値」を求める姿勢が明確です。さらに予算と宿泊数は年代が上がるほど増加する傾向が示されました。40代以降では「4泊以上」の割合が高まり、一人当たり「5万円以上」の予算をかける層も厚くなっています。限られた機会に集中的に投資する“メリハリ消費”が進み、旅の質を高める選好が強まっています。体験の独自性や充実度が、日数と支出の増加を正当化している状況です。
二極化するGWの過ごし方 混雑回避とパーソナライズが鍵
今回の結果から、2026年のGWは「混雑を避け静かに過ごす巣ごもり派」と「費用と時間をかけて特別な体験を求めるこだわり体験派」に大きく二極化していることが分かりました。前者には自宅で楽しめる高付加価値コンテンツや、ピークを外した提案が適合します。後者には、混雑を回避できる動線設計や滞在価値を高める体験プログラムの提示が有効です。画一的なマスマーケティングでは反応が分散しやすく、混雑回避情報や穴場の提示、時期分散の選択肢など、個々のニーズに合った提案が求められます。旅行やレジャーのみならず、小売やサービスでも同様の発想が成果を左右します。
詳しくは「インパクトフィールド株式会社」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部 權






















