殻付き牡蠣が一盛りわずか880円。宮城県の浜から届く牡蠣を、炭火で好きなだけ焼ける催しが札幌にやってくる。手ぶらで行っても席代(炭代)390円で済むというその仕組みには、震災復興という理由が隠れている。
札幌の家電量販店の駐車場に、牡蠣小屋が期間限定で出現
「出張カキ小屋 牡蠣奉行(かきぶぎょう)」が、2026年9月18日(木)から10月18日(日)まで、ヤマダデンキ札幌発寒店(札幌市西区発寒11条14丁目)で開催される。
看板メニューは宮城県産の殻付き牡蠣で、価格は一盛り880円(税込)。東日本大震災で販路に苦しんだ東北の牡蠣を、より多くの人に食べてもらいたいという思いから始まった復興支援イベントで、震災の風化を防ぎながら漁港の活性化と地域振興を続けているという。
1カ月限定、営業11時〜21時の炭火BBQ空間
開催期間は9月18日から10月18日までの1カ月間。営業時間は11:00〜21:00(ラストオーダー20:30)で、備長炭の炭火で自分で焼き上げるセルフBBQスタイルだ。
牡蠣以外にも、サザエ、ホタテ、アワビ、ホッキ貝、エビ、タコ串、イカ串といった浜焼きメニューがそろうほか、牡蠣フライ・牡蠣ごはん・牡蠣汁、牛串や豚串、フランクフルトまで用意されている。日替わりで、産地の異なる牡蠣が並ぶ日もあるという。備長炭が爆ぜる音と磯の香りが、駐車場の一角を海辺の屋台のような空間に変えていそうだ。
会計は商品代+炭代390円、席に着けばあとは焼くだけ
利用の流れはシンプルだ。①店に行く、②好きな商品を選ぶ、③商品代+席代(炭代)390円/人(未就学児無料)を支払う、④スタッフが席まで案内し焼き方を説明、⑤あとは好きなだけ焼いて食べる、という5ステップで完結する。
炭火の扱いに不慣れでも、スタッフが焼き加減を教えてくれるので、殻から立ち上る湯気と潮の香りを合図に、身がふっくらするタイミングを待つだけでいい。見学だけの立ち寄りもできるとのことで、まずは香りだけ確かめに行くという選び方もできそうだ。
牡蠣1個の値段ではなく「一盛り」で880円と知って、意外と気軽に試せる催しだと気づいた。仕事帰りや買い物のついでに、炭の香りに誘われて足を止める人も多そうだ。























