液体の電解質を使わない、というだけでは終わらない。BigBlueの全固体モバイルバッテリー15000は、ノートPCまで充電できる最大65Wの出力を持つ。ただし3台同時に使うと、その数字は大きく変わる。
電解質は液体ではなく、100%固体
製品は「BigBlue 全固体モバイルバッテリー15000」(型番PF15)。Bigblue Tech株式会社が、応援購入サービス「Makuake」で先行販売を始めた。実行者は株式会社山善で、具体的な発売日はリリースに記載がない。
最大の特徴は、液体電解質ではなく100%固体電解質を使っていること。同社は、内部短絡の発生を抑え、リチウムデンドライトの成長や貫通にも強いと説明している。釘刺し、落下、荷重の各試験をクリアしたとしているが、試験条件や数値は示されていない。
日本国内の第三者検査機関によるX線CT検査と分解解析では、電池内部に電解質の液体は見つからなかったという。同社は「構造的に燃えにくい」と位置づけている。
65Wが出る条件、出ない条件
出力はUSB-Cで最大65W(PD65W対応)。ポートはUSB-C×2とUSB-A×1で、最大3台を同時に充電できる。
ただし条件がある。
- 2ポート以上を使う場合、合計の最大出力は15W
- USB-CでノートPCを充電するときは、ほかの2ポートを使えない
- 低電流モードを搭載
付属品はUSB-C to USB-Cケーブル(約90cm、65W対応)。
寿命・温度・サイズ
充放電は1,000回以上をうたう。動作温度は-20℃から+60℃。自己放電率は月1%未満で、長期保管する場合は6か月に1回の充電を勧めている。
本体にはデジタル表示ディスプレイがあり、残量(%)、充電の残り時間、出力状況を確認できる。厚さは約1.1cmで、縦横の寸法と重量はリリースに記載がない。
体験シミュレーション:荷物の中の1台として
ノートPCを充電する日は、USB-CをPCにつなぎ、残りのポートは空けておく。最大65Wを1本に回す使い方だ。スマホやイヤホンも一緒に充電する日は、3ポートを使う運用になり、合計は15Wになる。残量と残り時間は、本体のディスプレイで確かめられる。
65Wを取るか、3台同時を取るか。使い方で性格が変わるバッテリーだ。






















