組織改革

    2022.08.10

    「経営者の決意」が変革の第一歩

    DXは誰が主導すべきか。それは経営者にほかなりません。具体的な施策やプロジェクトこそ推進担当者が主導すれども、社員を巻き込んだ自社の変革は経営者が主導しなければ成功しません。では経営者はどんな心構えでDXに臨むべきか。ここでは経営者がDXを主導するときに持つべき4つの「決意」を考察します。なお、本連載はプレジデント社「成功=ヒト×DX」の内容をもとに編集しております。

    経営者がするべき4つの決意

     DXを成功へ導くために取り組むべき最初のステップは、「経営者の決意」です。DXは「第二の創業」とも言える企業変革に向けた取り組みです。中途半端な決意では絶対成功しません。

     変革を成功させるため、まずは経営者が決意を固めます。では、どんな決意を持つべきか。具体的には次の4つの「決意」を持つことが不可欠です。
    ・時代の変化を強く認識する
    ・人任せにせず、率先垂範で行動する
    ・全社を巻き込む変革の覚悟を持つ
    ・あきらめない心を持ち続ける


     それぞれ詳しく見ていきましょう。

    時代の変化を強く認識する

     日本のみならず、世界中のあらゆる企業がDXに取り組み出しています。今、DXに取り組まなければ、企業は衰退の道をたどるしかないのです。しかし、この重大局面をどれだけの経営者が認識しているでしょうか。

     強く認識している経営者はすでに動き出しています。足踏みしている経営者の企業は「衰退」の一択です。この状況を強く受け止められるか。その意識の差がDXの成否を左右します。

    人任せにせず、率先垂範で行動する

     経営者は「率先垂範」で行動する決意が必要です。DXとは、過去の常識や成功体験を否定しながら大きな変革を成し遂げるプロセスとも言えます。その意味で経営者の姿勢が大きく問われます。

     その上で備えるべきが「リーダーシップ力」です。よく「マネジメント力」と混同されがちですが、両者を使い分ける器用さが経営者には求められます。

     マネジメント力を備えた経営者は、命令して人を動かすタイプです。原動力は、高い地位や強い権限などで、目の前の今だけを見がちです。

     これに対し、リーダーシップ力を備えた経営者は、先頭に立ってメンバーを引っ張るタイプです。周囲を惹きつける人間性を持ち、未来を見がちです。

     日本の経営者に限ると、マネジメント力を備える人が多いのではないでしょうか。マネジメント力が不要ではないものの、DXでは経営者のリーダーシップ力が強く求められます。命令ではなく自ら先頭に立つ姿を社員に見せ、率先垂範で改革にまい進すれば社員もともに動き出します。こうした姿勢を持つべきです。
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