AIoTとは、IoTデバイスにAIを導入し、家電などを自動的に制御、調整できるようにする考え方を指します。人工知能を意味するAIと、モノのインターネットを意味するIoTを組み合わせた造語で、シャープがAIoTを提唱したのが始まりです。
家電や電子デバイスを制御する仕組みとして使われるIoTに、AIによる機械学習を組み合わせるのが特徴です。デバイスを利用するユーザーの行動などを学習し、デバイスを動的に制御します。例えば、室内に設置するエアコンをIoTで制御し、AIが最適な室温や湿度に自動調整するといった使い方を想定します。IoTデバイスが管理する各種機器を、AIを使ってより効率的に管理できるようにするのがAIoTのメリットです。
最近はAIを内蔵するIoTデバイスが登場するなど、IoTデバイスのAI化が進んでいます。こうしたエッジAI技術の台頭も、AIoTの普及や浸透を後押ししています。