SoRはSystem of Recordの略で、企業が利用する業務システムの分類の1つです。情報を正確に記録することに主眼を置くシステムを指します。ERPなどの会計システム、生産や販売管理システム、商品管理、人事管理システムなどの基幹系システムが一般的には該当します。 SoRという言葉は以前からあり、メールやグループウエア、SNSなどの情報のやり取りに主眼を置くシステムを指す「SoE(System of Engagement)」と対比する言葉として使われてきました。SoRはSoEと呼ぶシステムに比べて、信頼性や安定性、堅牢性が求められる、あるいは緻密な要件定義に基づくウォーターフォール開発に向くなどの特徴があります。 DXでは新サービスを早期開発・展開することが珍しくありません。こうしたサービスを支えるシステムはSoEの特徴を踏まえるのが一般的で、基幹系システムに該当するSoRと区別されます。もっとも、SoEで収集したメールやグループウエアの内容などから必要な情報を保存するシステムはSoRとなります。必ずしもSoEだけ構築すればいいわけではないのです。
SoRはSystem of Recordの略で、企業が利用する業務システムの分類の1つです。情報を正確に記録することに主眼を置くシステムを指します。ERPなどの会計システム、生産や販売管理システム、商品管理、人事管理システムなどの基幹系システムが一般的には該当します。
SoRという言葉は以前からあり、メールやグループウエア、SNSなどの情報のやり取りに主眼を置くシステムを指す「SoE(System of Engagement)」と対比する言葉として使われてきました。SoRはSoEと呼ぶシステムに比べて、信頼性や安定性、堅牢性が求められる、あるいは緻密な要件定義に基づくウォーターフォール開発に向くなどの特徴があります。
なおDXでは、新サービスを早期開発・展開することが珍しくありません。こうしたサービスを支えるシステムはSoEの特徴を踏まえるのが一般的で、基幹系システムに該当するSoRと区別されます。もっとも、SoEで収集したメールやグループウエアの内容などから必要な情報を保存するシステムはSoRとなります。SoEだけ構築すればいいわけではなく、SoRと連携するシステム像を描くことも当然必要です。