AIが意思決定まで担う時代に、育成はどう変わるのか。NECは「ブルーステラ アカデミー for DX」を全面リニューアルし、AIエージェントが人材育成と組織変革に常時伴走します。2026年5月から新サービスの提供も順次開始し、価格は税別300万円からです。DXからAXへの一歩を、具体策で後押しします。
全工程をAIでつなぐ育成設計、DXからAXへ移行を加速
NECは本年から段階的に「ブルーステラ アカデミー for DX」を刷新します。特徴は、人材戦略の四つの工程でAIエージェントを使うことです。工程は「目的」「計画」「育成」「評価」です。ゴールの定義から施策の実行、成果の検証までを一気通貫で支援します。AIが業務の自動実行や判断補完を担う前提で設計されています。人は創造性と専門性が問われる領域へシフトします。
背景には、AIが組織の中核機能に近づいた現実があります。AIは効率化の道具にとどまりません。高度な判断にも関与します。これにより、DX人材には限界が生まれます。必要とされるのはAX人材です。AX人材はAIを前提に価値を設計し、成果をリードします。NECは2013年から社内で育成ノウハウを蓄積しました。2019年からは社会課題に挑む人材育成も提供しました。今回の刷新で伴走型の人材戦略支援に進化させます。
四つの工程は次のように機能します。まず「目的」では、組織の戦略や将来像と連動した人材像とレベルを定義します。独自フレームワークとAI分析で人材要件を可視化します。次に「計画」では、現状と目指す姿の差を捉え、動的に計画を更新します。汎用メニューの当てはめではありません。業務や課題に合わせて再設計します。「育成」では、AIで一人ひとりに最適化したプログラムを提供します。社内コミュニティの立ち上げ支援など文化の醸成も含めます。最後に「評価」では、進捗と成果をAIでタイムリーに測定し、次の計画へ素早く反映します。
新サービスの提供も始まります。提供開始は2026年5月から順次です。AIとAIエージェントによる自動化機能を備えます。目的はAXの定着を早めることです。ナレッジチェックとディスカッションを組み合わせます。双方向の共有時間を意図的につくります。これにより、習慣化と共通言語化を進めます。価格は税別300万円からです。ナレッジ提供の工程はAIエージェントとAIトレーナーで自動化します。個々に合わせた学びと情報発信を実現します。
NECはDXの提供範囲を三つに整理しています。ビジネスモデルとテクノロジー、組織・人材です。戦略構想から実装までを一気通貫で支援します。SIerから「バリュードライバー」への転換を掲げます。価値創造モデル「ブルーステラ」を体系化しました。業種横断の知見と先端テクノロジーで変革を後押しします。社会課題と経営課題の解決を目指します。
AXの定義は明確です。AIによる自動実行を前提に業務と企業活動を設計し直すことです。AX人材はAIを前提に価値設計を行い、成果創出を率います。ブルーステラ アカデミー for DXは、その育成と組織変革を一体で進めます。最終ゴールから逆算して設計します。評価を動的に回し、学習サイクルを短縮します。人とAIの役割分担を前提に、継続的な成長を狙います。
見解として、AIエージェントが計画と評価をつなぐ設計は、やりっぱなしを防ぎます。開始時期と価格が明示されている点は、導入の判断を具体化しやすいといえます。
詳しくは「NEC」の公式ページまで。 レポート/DXマガジン編集部






















