MENU

ニュース

なぜ“カートに入れたのに買わない”? EC拡大の裏にある“決済不満”とは

  • URLをコピーしました!

EC市場の拡大が続く中で、スムーズかつ安心な決済体験の実現が一段と重要になっています。ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社は、国内の一般消費者向けオンライン販売を行う法人と消費者を対象に、オンライン決済に関する調査を実施しました。結果として、企業の多くが今後のEC売上の増加を見込む一方、購入途中の離脱やセキュリティ対策を重要課題として認識していることが示されました。消費者側でもEC利用の回数と金額が増加する中で、決済時の不安や手間により離脱が発生している実態が浮き彫りになりました。事業者と消費者の双方で「安心・安全」と「スムーズさ」を両立した決済体験が求められています。調査は2025年12月にインターネットで行われ、事業者1,854サンプル、消費者2,070サンプルの有効回答が集計されています。

企業の見立てと課題 EC売上は増加見込み それでも離脱とセキュリティが壁

一般消費者向けオンライン販売を行う法人を対象とした調査では、今後EC売上が増加すると考える企業は85%でした。内訳は「とても増えると思う」が33%、「多少増えると思う」が52%で、企業規模が大きいほどこの傾向が強まっています。決済手段としてはクレジットカード決済の採用が約86%で最多となり、選定理由は対象ユーザーの多さ、利便性の高さ、セキュリティの優位性が上位に挙げられました。一方で、約8割の事業者がチェックアウトを含む購入プロセスでの離脱を認識し、従業員500名以上の企業では約9割に達します。特に、カード情報や氏名の入力を面倒と感じて離脱する懸念が29%で指摘されています。さらに、今後の取り組みとして38%がサイバーセキュリティや不正取引への対応を優先事項に位置づけています。

消費者側の実態 EC利用は増加も 入力と認証が負担で離脱を招く

消費者調査では、3年前と比べてオンラインショッピングの利用回数が増えた人は52%、支出額が増えた人は53%と、いずれも過半数を占めました。決済方法は各サイトやサービスでクレジットカードの利用が最も高く、理由として「ポイントが貯まる」が55%で最多、次いで「決済が早い」が43%、「手間がかからない」が37%となりました。一方、購入途中での離脱経験は少なくなく、カード情報の入力や認証に不安を感じたことがある人は56%、不便に感じたことがある人は31%でした。特に、都度カード情報を入力する層では、カード情報入力箇所での離脱が高い傾向が見られます。入力や認証の煩雑さが、購買完了の障壁になっていることがうかがえます。

成長の鍵はチェックアウトの簡素化と安全性 クリック決済への関心が高まる

調査結果は、ECの成長期待が強い状況で、事業者はユーザー体験と安全性の両立を、消費者は不安と手間の低減を重視していることを示しました。入力の手間や毎回の情報入力に対する不安を軽減する手段として、簡単で早く安全なチェックアウトを実現するクリック決済への関心が高まりつつあるとされています。ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社は、より安心で利便性の高いシームレスな決済体験の提供に取り組みを進める方針です。EC各社においては、調査で示された課題の把握と、決済導線の明確化や本人認証の最適化などの取り組みが、今後の売上拡大を支える基盤となると考えられます。成長の追い風を活かすには、消費者の心理的負担を抑える施策が鍵になります。

詳しくは「ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部

シェアはこちらから
  • URLをコピーしました!
  • 週刊SUZUKI
  • 日本オムニチャネル協会
  • 公式LINEメンバー

お問い合わせ

取材のご依頼やサイトに関するお問い合わせはこちらから。

問い合わせる