MENU

ニュース

4人作業を1人へ! 中西製作所が75%省人化した茹麺計量盛付ロボットとは

  • URLをコピーしました!

株式会社中西製作所は、麺類の計量から盛付までを自動化する茹麺計量盛付ロボットをFOOMA JAPAN 2026で展示・実演します。人手を75%削減し、1人当たりの生産能力を約7.2倍に高めることを特徴とし、食品工場やセントラルキッチンにおける人手不足の課題解決を狙います。会期は2026年6月2日から5日で、会場は東京ビッグサイトです。従来は4人で1時間に1000食を処理する工程が一般的とされるなか、本ロボットの導入により1名の管理運用で1800食毎時の処理が可能になります。高温多湿の現場で人手に依存してきた麺の計量・盛付を自動化し、品質と生産の両立に資する点が注目されます。東証スタンダード上場企業として培った業務用厨房機器の技術を、麺工程の省人化に適用する取り組みです。

背景と課題 麺計量は人手の急所を突く工程

食品工場やセントラルキッチンでは、茹で上がった麺の計量と盛付に多くの人員を要する実態があります。特にパスタは麺同士が絡まりやすく、手作業での丁寧な分離と計量が前提でした。一般的とされる体制は4人で1000食毎時という編成であり、工程の負荷は大きくなります。さらに高温多湿の現場環境は人員確保を難しくし、持続的なオペレーションにとってボトルネックとなってきました。茹麺計量盛付ロボットは、この工程を1名での管理運用に置き換えることで、労働力不足の急所を直撃で緩和します。生産量や品質の安定化に加え、工程設計の柔軟性を高められることが期待されます。人的アサインの再配置を可能にし、ラインの総合効率を底上げする起点となります。

製品の特長 人手削減と品質維持を同時達成するメカニズム

本ロボットは、盛付工程の人手を4人から1人へと削減しながら、処理能力を1800食毎時に引き上げます。結果として、工程全体の人手は75%削減となり、一人当たりの生産能力は約7.2倍に向上します。独自の櫛歯状の振り分け機構とブリッジ解消機構により、粘り気のあるロングパスタでも品質を損なわず、高速かつ正確な計量と盛付を実現します。麺を傷めにくい搬送と分離を組み合わせることで、従来の手作業に近い品質を維持しながら自動化の速度を引き出す設計です。複数ホッパーから最適重量を瞬時に導出する組合せ計量機を採用し、ばらつきを抑えて歩留まりを高めます。過不足の低減は食品ロスの最小化につながり、コスト面とサステナビリティの両面で効果をもたらします。工程のばらつきを機械側で吸収することで、ラインの標準化と再現性も高まります。

展示と展望 FOOMA 2026で計麺を実演 試作機も参考出展

展示はFOOMA JAPAN 2026で行われ、茹麺計量盛付ロボットは実演デモで特長を訴求します。会期は6月2日から5日で、東京ビッグサイトが会場です。中西製作所は本ロボットの販売を開始するとともに、試作機の連続式釜調理ロボットを参考出展します。調理から盛付まで各工程の自動化技術を磨き上げ、厨房全体のさらなる省人化とスマート化を目指す方針です。創業以来、学校給食や外食チェーン向けに厨房機器をシステム化してきた実績を背景に、FOOMAでは計麺と連続式釜調理ロボットの実演を含む全15製品を展示予定です。工程横断の自動化提案により、工場やセントラルキッチンのライン設計の選択肢を広げる狙いが示されています。展示会場での実演は、導入時の運用イメージを具体的に確認できる機会となります。

製品概要 寸法と機能の基本仕様

製品名は茹麺計量盛付ロボットで、愛称は計麺です。外形寸法は最小構成時で幅1700ミリ、奥行2230ミリ、高さ2450ミリです。主な機能はロングパスタなどの茹麺の自動ほぐしと高精度計量、容器への自動盛付です。麺の絡みを解消する構造と計量制御を組み合わせ、定量での盛付を継続可能にします。設備の占有面積とライン配置のしやすさを踏まえ、最小構成のサイズが示されています。組合せ計量機の搭載により、過不足を減らして材料の最適使用を目指しています。麺の性状に配慮した搬送と分離により、品質を維持したまま高スループットを実現します。

詳しくは「株式会社中西製作所」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部

シェアはこちらから
  • URLをコピーしました!
  • 週刊SUZUKI
  • 日本オムニチャネル協会
  • 公式LINEメンバー

お問い合わせ

取材のご依頼やサイトに関するお問い合わせはこちらから。

問い合わせる